誓球の空 to the victory

目指せ甲子園、願いは一つ全国制覇
頑張れ創価

2011年 全国高校野球選手権西東京大会 2回戦

2011年07月16日 | 誓球の空 2011 

[写真] 5回裏、コールドを決めるセンターオーバーのヒットを放った春原選手
    既にコールドゲームが成立してたが、全力疾走で本塁へ戻ってきた。

2011年07月16日(土) 12:10‐13
:22 市営立川球場

       1  2  3   4  5  6   7  8  9    計
都立東村山  0
  0  0   0  0  -   -  -  -  =  0
創価     3
  0  0   6 1x  -   -  -  -  = 10

[ 投 手 ] 安藤(5)

[ 本塁打

[ 三塁打

[ 二塁打
] 小松、春原

1番(中) 春原 3年、2番(右) 河村 2年、3番(捕) 井上 3年、4番(左) 小松 3年、
5番(二) 柿沼 3年、6番(遊) 鈴木 2年、7番(一) 鷹家 3年、8番(投) 安藤 3年、
9番(三) 馬込 3年

梅雨明けの真夏の太陽は、朝っぱらから容赦なく厳しい日射しを降り注ぐ。
一般的には、梅雨明け10日なんていう言葉がある。
関東の梅雨が明けたのが1週間前の9日だから、あと2~3日は我慢、我慢、それしかない。

今年は、例年以上に熱中症の方が多いという。
炎天下の下で行われる高校野球の観戦には、たくさんの人生の先輩方が応援に来られる。
飲み物と帽子とタオルは最低限度の必需品だが、それがあれば安心というものでもない。
くれぐれも無理をなさらないようにしていただきたい。過信は禁物である。

今月から9月までの3ヶ月間、私の勤める会社では節電対策で週休が土日から月火にとなり
本来なら今日は出勤日だけど、仕事の調整が上手くついたため有給休暇をいただき
ちょっと早めに家を出て、11時過ぎに市営立川球場へやって来た。
いやぁぁぁ、それにしても・・・ 暑い。メッチャメチャ暑い。

 
[写真左] 先制のタイムリーを放った4番の小松選手
[写真右] 1安打1四球で堂々の完封、緩急自在のエース安藤投手

第一試合が早く終わったため、予定より20分も早く試合が始まった。
結果は1回戦に続き、2試合連続の10対0で5回コールド
試合時間は1時間12分、結果的には圧勝だけど
ちょっと辛口にコメントするとすれば・・・ 勝って兜の緒を締めよ。ではなかろうか。

結果と内容から見て、九分九厘負けることはなかったと思うが
10点のうち5点は相手のバッテリーエラーによるもの
よって10点取っても、5回コールドでも、ちょっと・・・ 納得が出来ない。

試合運びを見てて、そんなに大量点を獲れるようなチームではないと思った。
少ないチャンスをものにして、1点1点を確実に積み重ねていく。
そして・・・ 堅実に守って僅差で勝ちきる。
そんなチームカラーではなかろうか。

老婆心だが、2試合連続の10点が・・・ 過信にならなければと気にかかる。
勝って兜の緒を締めよ。
ふと、そんな言葉が頭を過った。

 
[写真左] 猛打賞の大活躍をしたトップバッターの春原選手
[写真右] バランスを崩しながらも犠打を決めた2番の河村選手

さて、試合を振り返ってみよう。
1回表、安藤はストライク先攻で難なく三者凡退に切って取る。
その裏、創価のトップは春原、積極的に振って行くがいまいちタイミングが合わない。
それでも粘って歩くと、2番河村は難しいボールを犠打に行く。

1塁走者春原からはボールに見えたのだろう(事実ボールだったと思う。)スタートが遅れる。
初回ということでアウトが一つ欲しかったのか、相手の守備が少し緩慢だった。
2塁は際どいタイミングに見えたが、ボールは1塁へ送られ犠打は成功した。

結果オーライである。
ワンランク上のチームだったら、許してくれないプレーだろう。

一死2塁でバッターは3番井上、ところが井上はストレートを空振りの三振
あまり速いボールには見えなかったのだが、振り遅れている。
続く4番小松も・・・ タイミングがあってない。
というかスイングに切れが見えない。
ボールを引きつけられずに、迎えに行ってるように見える。

それでも小松は粘った。最後は低めのボール気味の変化球だった。
タイミングは合ってなかったように見えたが、引っ掛けた打球は渋く三遊間を割る。
相手レフトの守備が深かったことと、二死だったことから
2塁走者の春原が思いっきりがよくホームベースを駆け抜けた。

さすが、創価の4番だ。
小松の非凡なセンスは認めても・・・ 打ったのは低めのボール、ストライクではない。
結果オーライだが、ボールに手を出してると、いつかスイングが崩れてしまう。

彼なら何とかしてくれる。その期待に小松が応える。
それはそれで凄いことなんだが・・・ これから先が本番の戦いである。
このチームの貴重なポイントゲッターだけに、無理したスイングが気にかかる。

さらに5番柿沼の当りを相手サードがファンブルして生かすと、すかさず盗塁を決め二死23塁
ここから相手バッテリーは、ポークに暴投と連続ミスを犯してしまい僅か1安打で3得点

点が入ることに文句はないのだがが・・・ こんなに楽に点が取れて良いのだろうか?
この展開は、勝つことの切欠にはなっても先々のためにはならない。
両手は拍手をしてるのに、頭の中では・・・ そんなことを思っていた。

先発の安藤は被安打1与四球1で二人の走者を出し、ボークと盗塁で3塁まで進められるが、
全く問題なしで完璧なピッチング、楽にアウトを積み重ねていく。

相手はバットに当てに来ており、思い切ったスイングをする打者は殆ど見当たらない。
それだけ安藤の変化球が切れてたといえば、まぁそうなんだけど
ストレートは、あまり走っているようには見えなかった。
相手に合わせた7分8分の省エネ投法ならば、それはそれで良いんだけど・・・
緩いボールとコーナーワークで、打たせて取るコツを覚えたのならなかなか見事だ。

唯一気になったディフェンスは2回裏、一死から四球の走者をポークで2塁に置いたが
浅いレフトフライでツーアウト、
ところが次の打者の時、ツーストライクと三振を勘違いした2塁走者がベンチに戻りかける。
それを見たキャッチャー井上がサード馬込に送球するが、このボールが悪い。
三遊間寄りに逸れた上にショートバウンド、馬込がファンブルする間に走者が気づいた。

ベンチから大きな声で監督の激が飛んだ。
普通に投げてればチェンジである。ましてや、普通のキャッチボール感覚でよいタイミング
スコアボードにEのランプが点灯していた。
その後、公式には盗塁とされエラーは取り消されたが、あのプレーはエラーで仕方ない。

 
[写真左] ホットコーナーを守る馬込選手、今日も抜群のフットワークだった。
[写真右] がっちり腰を落とした12塁間、ファースト鷹家選手とセカンド柿沼選手

2回と3回は、ちょっと雑な攻めが出てしまった。
2回は、二死から春原と河村が粘りに粘ってチャンスを広げたのに
3番井上は初球を簡単に打ち上げてしまった。

そして、何より注目しなきゃならないのは3回の三者連続空振りの三振
小松と柿沼はストレートだったと思うが、鈴木は抜いた変化球だった。
3人に共通してたのは、何れもバットを振った後にボールがミットに収まってたこと。
振り遅れではない。振り早や(そんな言葉はないが)である。

ここまで3点取ってるが・・・ 2安打しか打ててない。
格好よく言えば「ボールが遅すぎて打てない。」ってことだけど、
エンジンの掛かりが遅すぎる。

そんなイライラ感は、4回になってやっと解消された。
一死から安藤が歩くと、馬込の犠打はサードの前進が遅れて内野安打
1番に戻って春原がレフト線へクリーンヒットし満塁
ここで、この試合3度目のバッテリーエラーが出て1点追加し、なおも一死23塁
ピリッとしない試合展開だが、2番河村のバットが創価打線にカツを入れた。

強引に叩きつけた打球は、前進守備のファーストの頭を超える2点タイムリー
さらに走って2塁から、3番井上に今季初安打を誘い出しもう1点追加
さらに小松がレフト線に痛烈にはじき返し、なおも一死23塁

5番柿沼の時に、またもやバッテリーエラーが出る。
たび重なる暴投に、相手キャッチャーの守備も緩慢になったが、
前進守備で大きなリードを取ってた2塁走者小松までホームインさせちゃ試合が壊れる。

最後は5回裏、四球で歩いた鷹家を送って二死2塁とすると
相手はコールド阻止に外野を前に出す。
ところが、1番春原の会心の一撃はセンターの頭上を抜く痛烈なライナー

鷹家が戻ってきたところでコールドゲームとなっていたが、打った春原は全力疾走
あっという間にホームに戻ってきた。

2年前の秋、同じ市営立川球場、相手は明大中野八王子、場面は二死満塁
打球はレフト前のクリーンヒット、
2塁走者をホームで刺そうと果敢に前進した春原のグラブの下をボールは抜けて行った。
結果は満塁ランニングホームランで4失点、この失点が影響して勝負には負けてしまった。

その春原が・・・ 幻のランニングホームランで、立川の悪夢を払拭した。
打って良し、守って良し、走って良し、良い仕事をしてくれた。
本日猛打賞、ナイスだ春原・・・ 次も頼むぞ。

勝って兜の緒を締めよ。
頑張れ、創価


1 表/東村 三振、二飛、三振

  裏/創価 四球、犠打、三振、左安1点、三ゴ失、盗塁、ポーク1点、暴投1点、四球、一直
2 表/東村 遊直、四球、ポーク、左飛、盗塁(暴投2-5)、左飛
  裏/創価 中飛、三ゴ、左安、盗塁、四球、中飛
3 表/東村 三ゴ、捕邪飛、左邪飛
  裏/創価 三振、三振、三振
4 表/東村 三振、中安、盗塁、二ゴ
  裏/創価 三ゴ、四球、三安、左安、暴投1点、右安2点、左安1点、左二、暴投2点、三振、中飛
5 表/東村 投ゴ、一ゴ、三振
  裏/創価 四球、中飛、犠打、中二1点、試合終了

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2 コメント

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春原君 (誓球の空)
2011-07-17 06:05:03
孔明さま、コメントありがとうございます。

試合後、球場の外で春原君を見かけましたが、自信に充ち溢れた良い顔してました。
いろんなことがあったのだと思いますが、もの凄く頑張ったのでしょう。
小柄な体が大きく見えました。
次も、その次も頑張ってほしいですね。
返信する
春原君 (孔明)
2011-07-16 22:02:35
素晴らしい活躍でしたね。何と言うか、スイングにキレを感じました。
私も同じ立川球場と言うことで、2年前の試合を思い出しました。今日の活躍で完全に悪夢を振り払ってくれたのではないでしょうか。これから先もカギを握る選手ではないかと思います。
返信する

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