誓球の空 to the victory

目指せ甲子園、願いは一つ全国制覇
頑張れ創価

2007年 全国高校野球選手権西東京大会 準決勝

2007年07月29日 | 誓球の空 2007 

2007年07月29日(日) 11:40‐14:35 曇りのち雷雨 やや強風(中→本塁) 明治神宮球場

     1  2  3   4  5  6   7  8  9  計
創価   3  2  0   2  1  1   1  0  0  = 10
日大三  0  0  0   3  0  3   0  0  0  =  6
[ 投 手 ] 勘米良(5.0/3)-馬場(4)
[ 本塁打 ]
永井(1/左中)
[ 三塁打 ]
永井(6)
[ 二塁打 ]
西村2(1/7) 中安(2) 永井(4)

1()中安、2()宮永、3()永井、4()大島、5()小松、
6()西村、7()馬場→(6裏/投)、8()小島、
9()勘米良→(6裏/左)→(7表/打)奥薗→(7裏/左)原田


729日の日曜日、巷の話題は参議院選挙の投票日、
それにしても東京の空は、低く厚い雲に覆われいる。
予報では夕方までは大丈夫といってるものの、少し怪しい空模様である。

甲子園まで、あと二つで手が届く準決勝戦
対戦相手は、ここ10年で3連覇を含み5度の西東京優勝を誇る日大三、
今夏は第2シードで、ここまでの4試合の戦績は39得点6失点、
一試合平均9.75点だから、看板の強力打線は絶好調のようである。

最近の対戦成績でも相性は悪い。
勝利のポイントは、打線が9.75点を上回る10得点を取って、
エース勘米良が9.75点以内に抑えるしかない。
同じ高校生とは言いつつも、
近年の日大三は、それぐらいの大きな山のようなチームだろう。


雲間が切れ明るい陽射しの中で試合は始まったが、3回ごろから曇り始め、
5
回ごろにはレフト後方、
位置的には中野区・杉並区あたりに稲光が轟き始め、

ついに7回からは稲光は神宮球場の上空にもやって来て、
小雨がパラパラと振り出す。


8
回からは雨足も強くなり、稲光が頻繁に来るようになったため、
8
回表の創価の攻撃一死からは、主審の判断により、
金属バットは使用禁止となり、木製バットを使用することになった。

試合は、いきなり初回から動く。
先頭中安が、日大三のエース池田のストレートをセンター前に弾き返すと、
宮永が大事に送りチャンスを広げると、
3
番永井が左中間に大きなホームランを叩き込み、まず2

なおも小松・西村・馬場の三連打で、もう
1点追加
2
回は、小島のヒットを勘米良が送った後、中安にタイムリー二塁打と
さらに暴投の後、宮永の内野ゴロの間に2点追加しリードを広げる。
4
回には永井のタイムリー二塁打で2点追加し、70
序盤で流れを一気に引き寄せた。

一方の日大三も黙ってたわけではない。
1
2回とチャンスをつぶしたが、4回に打線がやっと目覚め、
四球に
3長短打をからめ、あっという間に3点を返してきた。
この回、当りから生暖かい強い風が吹き始め、
なにやら、風雲急を告げる胸騒ぎが・・・

今日の創価がいつもと違ってたのは、ここから
点を取られた回に取り返し、もう一度突き放す。
5
回は内野ゴロの間に1点、6回は永井の三塁打を足場にもう1点、

しかし、日大三打線も凄い。

6
回裏、四球の後、3連打で一気に3点、ついに勘米良を引き摺り下ろした。
創価の二番手はレフトから馬場が登板、
勘米良と同じ左腕で、コーナーワークと緩急で勝負するところも同じなので、
若干心配もあるが、前2試合投げてないだけに肩の負担は軽いはずだ。

その馬場が迎えるのは、無死一塁で
4番打者をむかえる。
そして狙いすまされた打球は、乾いた金属音とともに完璧に捉えられたが
飛んだ場所は、ショート永井の真正面へのライナー
飛び出した一塁走者も刺して併殺、流れをまたこちらに引き戻す。


今日の創価は本当に一味違う。取られたら取り返す。
7回表は、西村の二塁打を足場に無死3塁から
リリーフした馬場がセンター前にはじき返して、
とうとう
10点目の大台に乗せた。

ここら辺りでポツリポツリと雨が振り出してきた。

雷のなる頻度も次第に感覚が短くなり、この後は雨が強くなりそうなのは必至
せっかくリードしてるのに・・・ ゲーム成立までもつかどうか
ゲーム展開もさることながら、上空の方もいささか配になってきた。


場内アナウンスは、「雷にご注意下さい。」というが、

「おいおい、通路の中にでも入らない限り逃げる場所なんてないよ。」なんて、
一人でぶつぶつ言いながら、
傘を差して、ネット裏上部の壁に寄りかかっての試合観戦

二番手の馬場は78回と先頭打者にヒットを許すも気迫で凌ぎ、ついに9回裏
日大三の先頭打者は初球の変化球をミートし、センタ前に巧く運ぶが
ここでセンター宮永が、ダイビングキャッチの超ファインプレー
次の打者は当り損ねのキャッチャーゴロ
あと一人、とうとうあと一人までこぎつけた。

三人目の打者は、馬場のチェンジアップにタイミングが合わず、
いやいや止めかけたバットにボールが当ってしまいピッチャーゴロ
よしっ! 試合終了か、と思った瞬間
雨でぬかるんだマウンドに、馬場が足をとられてバランスを崩してしまった。
辛うじてグラブに収めたものの、一塁への送球がそれてしまった。

まったく何が起こるかわからない。
二死1塁、首の皮一枚だが相手に付け入る隙を与えてしまった。
打順は今日2安打の1番バッター、一番恐いのは走者をためてしまうこと、
ということは1
塁走者は関係ない、打者との真剣勝負あるのみ気持ちの勝負だ。

ツーストライクワンボールからの4球目、キャッチャー小松は外に構えたが、
ボールは逆球となって、インコース低めへのチェンジアップ気味にきた。
予想外のコースだったのか、ややタイミングが遅れての窮屈なスイングは
大きく空を切り空振りの三振


勝った。やっと勝った。ついに勝った。
西東京の大きな壁、日大三に勝った。

打線は9.75点を上回る10点を取って、投手陣は9.75点以内の6点で抑えた。

2
時間55分、見応えたっぷりの雨中の大熱戦がやっと終わった。

12
年ぶりの悲願達成まであと一つ、
なんとしても、あと一つ勝たなきゃ意味がない。
頑張れ! 本当に頑張れ! 創価ナイン


1 表
/創価 中安、犠打、左本2点、三振、右安、左ニ、中安1点、送球死
  裏/日三 投安、犠打、投ゴ挟殺死、死球、ニゴ

2
/創価 左安、犠打、右ニ1点、暴投、遊ゴ1点、三振
  裏/
日三 中飛、中安、牽制死、一安、右安、中直

3
/創価 ニゴ、三ゴ、遊安、三ゴ
 
/日三 三ゴ、三振、三振

4
/創価 三振、中安、四球、三振、左ニ2点、四球、三ゴ
  裏/日三 遊安、四球、右ニ1点、一安1点、捕飛、ニゴ1点、遊ゴ

5
/創価 四球、犠打、遊安、盗塁、一ゴ1点、一ゴ
  裏/日三 一ゴ、捕飛、左ニ、三ゴ失、四球、ニゴ

6
/創価 投ゴ、右三、ニゴ失1点、盗塁死、三振
  裏/日三 四球、中安、左三2点、右安1点、遊直併殺、中安、三飛

7
/創価 左ニ失策、中安1点、犠打、遊ゴ、ニゴ
  裏/日三 右安、ニ飛、遊ゴ、中直

8
/創価 三振、一飛、三振
  裏/日三 中安、ニゴ、投ゴ失、遊飛、三振

9
/創価 三振、投ゴ、三振
  裏/日三 中直、捕ゴ、投ゴ失、三振、試合終了

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