吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

気になるカラーボックス

2018年01月23日 | モノ

カラーボックスってやつを買ったのだった。

よくカリスマ片付け主婦とかが愛用するやつ。
今年の目標のひとつに「片付け」があるのでね。
百均なんかでもカラーボックスのサイズに合う収納小道具なんぞがあるしね。
次からは廃品のベニヤ板で作ろうかと思うのだけれど、サイズを揃えるための見本があっても良いかなと。
新品で千円くらいだったし。

選んだ色はナチュラル、木目をプリントしたやつ。
写真はクリックで拡大します。

写真をプリントしたのだね。
見た感じオーク材、北米のホワイトオークっぽいね。

上の写真では水平のギザギザ、見えますか?

囲んだところに垂直方向のギザギザ。

これはバンドソーの跡ですね。
丸太から材木にするまでには、まず大まかに切るわけですが、その際、バンドソーという機械で切ります。
で、大まかに切ったらカンナ、自動カンナ盤という機械で平面を出します。
その際、バンドソーの切り跡が消えるまでカンナで削るのです。
ちゃんとバンドソーの跡が無くなるまで削らなきゃでしょ!
あと一回、カンナ通せよ!
あと1ミリほどでも削れよ!
頼む、頼むよ……、削ってくれよ……。お願いだよ……。

いっそもっと荒い面なら良いんだよ?ある種のテイストとして。
でもこの「うすら」はダメだよ……、ダメだよっ!

近くを通る度に手でなでて確認したくなってしまうよ。
カンナをかけたくなってしまうよ。
わかってるよ、プリントした紙だよ。
でも気になる、気になるんだよ!

もし次にカラーボックスを買うときは単色のやつにしよう。

 


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2 コメント

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リアリティ (tachinon爺)
2018-01-24 08:21:00
よく電子楽器で、本物に似せるため、本来なら「これ欠点でないの?」という音までサンプリングしてるんだか、作っているんだかはわからないけれど、ありますよね。そして、それをまた、カタログに堂々と書いてますよね。・・・それと同じか、写真撮った人がしらないか?・・ですね。
思うに、例えば、ギターの指動かす時の擦れ音なんて類のヤツは「雑音」でしかないと思うのですが、そういうのを極力排除していくと、つまらない音になるということもあるようですし、・・。
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キュは苦手 (吉倉オルガン)
2018-01-24 21:07:29
tachinon爺さん、ようこそ!

僕は音楽や楽器の音における雑音には寛容な方だと思います。
オルガンのアクションのノイズ、パイプの音の立ち上がりの破裂音(チフ)などなど。

ただ、ギターの指の擦れ音「キュ」ってのは少しならまだ良いのですが、歌手の弾き語りで、やたらと多く入っているのがあってそれは歌が耳に入らないほど気になりました。
あの「キュ」はちょっと苦手かな。
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