吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

金蝶ソースを試す

2020年07月17日 | 

長崎県人の魂らしい。

孤独のグルメで見たのがきっかけ。
検索したら「金蝶ソース」だという。

これをちゃんぽんと言わず皿うどんと言わずかけるらしい。
戦前からの伝統らしい。
皿うどんのために開発されたという。

恥ずかしながらこのワタシ、56のこの歳まで知りませんでした。
だが新しい知識を得ることは喜ばしい、それが他愛もないことであるほど。

それほどの製品が普通に綿半に売っていたのであった。

これは実験するしかないでしょう!

あの淡い味の白い皿うどんのあんにソースが合うのか?
バランスを崩すのではないか?

ああ、興味は尽きない。

皿うどんは具が多品種少量なので、一人前を自分で作るのには向いていない。
そこで冷凍食品。

そして登場 金蝶ソース~

掛けてみた。
ソース特有の香りがする、これがすべてをソース味にしてしまう欠点でもある。

少し混ぜてみた。
なんと!ソース香が消えた!
野菜、果物の風味と酢。
皿うどんに酢はアリだ、普通にアリだ。
ソースを掛けた感じではない。

金蝶ソース恐るべし。

その後、カレーにも試してみたのだが、やはりソース香が消える!
明らかに他のウスターソースとは違う。

長崎での皿うどんはもともと大皿料理だったそうで、途中で味の変化が欲しくなるのでソースが出来たという説がある。
この辺、伊那のローメンも似た事情だ。

とても良いものを知ったのであった。
それにしても金蝶ソースが普通に売っていたということはすでに伊那ではポピュラーだったのか?
ローメン、ソースカツ丼という伊那谷ソース文化にはすでに金蝶ソースは組み込まれていたのか?
オレは何も知らなかったのか?
世界の真実を!

ああ、謎は尽きない!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿