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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

ユヴェル84 追加写真

2017年02月27日 | モノ

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ユヴェル84。旧東独ザクセンはドレスデンのグスタフ・バーテル社製。
トレードマークは交差した剣にGBの文字。
交差した剣のマークは、マイセンの磁器にも使われています。
ザクセン選帝侯の紋章ですね。
'90にドイツはマインツにて購入。その数ヶ月後に東西ドイツ統一。

ガソリンストーブには、スウェーデン系とアメリカ系があって、これはスウェーデン系。
火力調整部分とバーナーヘッド、燃料キャップは真鍮製、それ以外は鉄製。塗装がショボかったので、使い始め早々でかなりの部分の塗装が剥げてしまいました。

本体

付属品と
 

アルミ製のジョウゴもあったのですが紛失。

ノズルのスペアとレンチ兼火力調整ハンドル、大きい火力調整ハンドル。ノズル掃除用の道具がふたつ。
火力調整部と燃料キャップのスペアパッキン。
このレンチだけでオーバーホール出来ます。

収納時はこう
 

五徳を外して収納すると少し全高が小さくなります。
 
 

フタをベルトで締めるのですが、タンクの底のフチにはベルトが掛かる切り欠きがあってベルトがずれない様になっています。

戦時中のユヴェル33というモデルとあまり変わりないようです。
燃料は白ガソリン推奨らしいですが、自動車用ガソリンで問題ありません。
アメリカのM1950よりも最大火力は強いようです。

コイツでヨーロッパのキャンプ場で、僕の座高ギリギリ高さの小さいテントの入り口で湯を沸かしたりスープを作ったりしたものです。 

暖かい食べ物というのは特に寒い時期には心に効きます。
その内、この燃焼音だけでも心に効いて来る様になってきます。 
条件反射です。パブロフの犬です。


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