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ばりん3g

マイクラ補足 兼 心理学のつぶやき

音楽の好みと、それに対応する性格一覧

2021-09-26 | 旧記事群

2020年に発表された論文によると、ビッグファイブと呼ばれる性格特性(誠実性・外向性・神経症的傾向・開放性・協調性)と音楽の好みにはそれなりの相関があるとのこと。

今回挙げた研究には、対象が聞いている(好きな)音楽のジャンルや、音楽を聞くときの癖などで相手の性格を計れるとある。が、いまだ不明瞭で信頼性も低いため、これから挙げる傾向はあくまでも傾向として受け取ってほしい

また今回は傾向のみを扱う。なぜその傾向になるかなどの考察は一切含まない情報であることも配慮してほしい。

 

好みのジャンルと、対応する性格の参考

・開放性(新しいものを毛嫌いせず、受け入れる性格、またはその度合いなど)の高い人はセンチメンタルな曲を好む傾向にある。例:瑛人『香水』など。

 また開放性の高い人は客層が限定的なマニアックな曲から、オリコン1位を獲得するような有名な曲まで、幅広いジャンルの曲を好む傾向にある。

・神経症的傾向(ストレスにより心身ともに疲弊している状態、またはその度合い)が高い人は暗い曲調の曲や反抗的な曲を好む傾向にある。例:米津玄師『vivi』、THE BLUE HEARTS『青空』など。

 神経症的傾向が低い人、つまり心身ともに安定している人はオールドカントリーやソウルミュージックなどの明るい雰囲気の曲を好む傾向にある。

・協調性(周囲に同調する性格、またはその度合い)が低い人はパンク調やデスメタルの曲を好む傾向にある。例:WANIMA『ともに』など。

 協調性が高い人はジャズやソウルミュージックなどを好む傾向にある。例:大野雄二『ルパン三世のテーマ』など。

・良心性(倫理観や道徳に重きを置く性格、またはその度合い)が高い人はロマンチックな曲や万人受けしそうな聞きやすい曲を好む傾向にある。例:BTS(防弾少年団)『Dynamite』など。

 良心性が低い人はロック調やコメディ調などの曲を好む傾向にある。

・外向性(対人関係への労力を惜しまない性格、またはその度合い)が高い人はラブソングを好む傾向にある。例:Official髭男dism『イエスタデイ』など。

 外向性の低い人は 「“Urgent” music」を好む傾向にある……? 調べたけどよくわかりません誰か教えてください。

 

ーーーどの曲を聞くかは、基本的には自律的な意思によって決められる。

つまり、自分の願望や行動・環境、成熟によっても視聴曲は変わってくる。

が、聞き続けたい曲やジャンルには、ある程度の性格が見え隠れするのかもしれない。

 

 

参考文献

Ian Anderson,Santiago Gil et al.(2020) “Just the Way You Are”: Linking Music Listening on Spotify and Personality.



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