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ばりん3g

長時間労働は人間を蝕むが、そうじゃないこともあるようで。

2017年に発表された論文によると、基本的には過剰な労働時間は生産性の低下を招くらしい。

まず労働には『1%の労働時間増加につき、生産総量は0.9%上がる』という原則があるという。生産総量の低下はおもに疲労によるもので、具体的には仕事の効率が下がり、こなす仕事の量も減るという。

だが労働による経験の蓄積もこの数値に関与してくる。労働時間の増加につき仕事の質はわずかに上がるそうだ。さらに経験の蓄積が進むと(目安:勤務一年以上)仕事に慣れ、疲労による生産総量の低下を免れられるという。

そしてこの疲労による生産総量の低下と経験による質の上昇が釣り合う時間が恐らく適当な労働時間なのだが、これに限っては職と勤務年数によってまるで違ってくる

が、今回の研究対象であるコールセンターの役員の有効時間が4.6時間らしいことから、

ーーー私たちは、私たちが思う以上に、労働で疲弊しているのかもしれない。

これに関しては諸説あり、長時間労働が絶対悪とは大声で叫べないのが現状だが、

少なくとも時間外無賃金労働(通称:サービス残業)は違法なので蹴散らしてもいいと思うよ。

 

 

参考文献

Marion Collewet,Jan Sauermann (2017) Working hours and productivity.


論文を参考にいろいろ喋るブログです。

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