次の日が休日だという木曜の夜中。予期していなかった孤独感に襲われた。
でもそれは、今までの無条件の寂しさとは違った。考えて一番当てはまったのは「つまらなさ」。
理由のない孤独に訳をつけるとしたら、求めているのに現れない人への想い。ひとりでいるのも好きだけどそれがずっと見えない道の先にも続いているような気がして、なぜ?と思った。
メシアの出番も虚しく、明日の休みは何をしようと候補をいくつかめぐらせる。
希望は独りではない。誰かとどこかに行きたいと思った。けど今からじゃ誰もアテはない。明日は金曜なのだ。
そのとき聴いていた音楽は、加藤ミリヤの『Love me, i love you』。
愛したくて 信じたくて
すぐに会いたくて
ねえ どこなの? 何してるの?
今 誰といるの?
たった一つだけ私に許されるのなら
今あなたに会いたいよ
もうそのときにはベッドの中で目を瞑っていて、ひとりをつまらなく思うばかり過去の記憶が漏れ出していた。何年か前の、一番好きだった人のこと。
一緒に居られる時間が宝物だったころ。想いと同じ速度で連れ出してくれた。
私が一番想いを深くしたシーン。誰かとどこかに行きたい。連れていって欲しい。
例えば?出会ってから4年半たった今も消えていないことに、どうしようのなさも感じながら今すぐ会いたいと、思った。
今 何してるの? 今 誰といるの?
そのリリックは心の深いところに響いてきてはじけた。
つまらなさに支配された真夜中。まだ覚えている電話番号。変わってさえいなければ。
少し涙が出そうになった。でも、今はもうできなかった。もし番号を押してその願いが叶ったとしたら、確実に私は何かを失くすからだ。
これまで耐えた長い日々、運命を信じて探した自分、決意したあのときの気持ち、この1年間。
何もかも捨ててというわけにはいかないのね。もうわかる、その歳。
けれど、本能的にまだ好きなのかもしれないと気付いた。はぁ自分はつくづく……。
結局、昼間は独りでショッピング、夜はケンカしていた親友と仲直り。
彼の側、東京に来たかった自分。今、東京にひとりでいる自分。
どうしようかね。どうしようもないね。
次の休日は目前。今度は何をしようか。
でもそれは、今までの無条件の寂しさとは違った。考えて一番当てはまったのは「つまらなさ」。
理由のない孤独に訳をつけるとしたら、求めているのに現れない人への想い。ひとりでいるのも好きだけどそれがずっと見えない道の先にも続いているような気がして、なぜ?と思った。
メシアの出番も虚しく、明日の休みは何をしようと候補をいくつかめぐらせる。
希望は独りではない。誰かとどこかに行きたいと思った。けど今からじゃ誰もアテはない。明日は金曜なのだ。
そのとき聴いていた音楽は、加藤ミリヤの『Love me, i love you』。
愛したくて 信じたくて
すぐに会いたくて
ねえ どこなの? 何してるの?
今 誰といるの?
たった一つだけ私に許されるのなら
今あなたに会いたいよ
もうそのときにはベッドの中で目を瞑っていて、ひとりをつまらなく思うばかり過去の記憶が漏れ出していた。何年か前の、一番好きだった人のこと。
一緒に居られる時間が宝物だったころ。想いと同じ速度で連れ出してくれた。
私が一番想いを深くしたシーン。誰かとどこかに行きたい。連れていって欲しい。
例えば?出会ってから4年半たった今も消えていないことに、どうしようのなさも感じながら今すぐ会いたいと、思った。
今 何してるの? 今 誰といるの?
そのリリックは心の深いところに響いてきてはじけた。
つまらなさに支配された真夜中。まだ覚えている電話番号。変わってさえいなければ。
少し涙が出そうになった。でも、今はもうできなかった。もし番号を押してその願いが叶ったとしたら、確実に私は何かを失くすからだ。
これまで耐えた長い日々、運命を信じて探した自分、決意したあのときの気持ち、この1年間。
何もかも捨ててというわけにはいかないのね。もうわかる、その歳。
けれど、本能的にまだ好きなのかもしれないと気付いた。はぁ自分はつくづく……。
結局、昼間は独りでショッピング、夜はケンカしていた親友と仲直り。
彼の側、東京に来たかった自分。今、東京にひとりでいる自分。
どうしようかね。どうしようもないね。
次の休日は目前。今度は何をしようか。