11月23日雨上がり西浦

祝日の23日、カレンダー通りの休みの私は、西浦に行ってきました。

今回も雨に祟られ、起きた6時半には愛知県全域で雨。特に蒲郡は強い雨が通り過ぎた後、ってな様子。家を出発する8時になっても蒲郡は雨。名古屋の自宅で傘をささずに出かけることが出来たのはありがたいですが、何よりも目的地で雨が降っていることが問題。このまま諦めようかとも思ったのですが・・・2週間前の朝練が妙にハイになって楽しかったので、ウェット路面でも走ってみるかぁ、って気持ちになり、出発することに。もちろん、あわよくば一気に路面が乾いて、走る予定だった人は軒並みキャンセルして、祝日なのに貸し切りみたいに走れるかも！？という期待がなかったといえば嘘になりますが、まぁ無理でしょうね・・・

そして10時前に現地到着。見よ！この晴れ渡った空を！朝に雨が降っていたなんて、誰が想像でき・・・あ、路面は見ないで下さいｗ
って、見ないわけにはいかないですよね。いつも気になるポイントであるS字立ち上がりと2ヘア進入および出口。白い路面が乾いているところと思って下さい。2ヘアのイン側はどこも乾いていない・・・立ち上がりアウト側は乾いている？S字なんて全面ウェット・・・あ、いや、なんか線一本分だけ白い？
ストレートもこんな感じ。イン側が先に乾いて、肝心のアウト側が乾きにくい感じ。路面が低いのかな？土が近いから？ とにかく、最終立ち上がりは膨らめない。そして写真ではよくわかりませんが、ストレートエンドのバイクを倒し込みたいポイント、ターンインポイント周辺が濡れています。なんともいやらしい・・・。ブレーキングポイントは比較的乾いているのが救いか。
ちなみに、写真にあるように10時の4輪枠で走っていらっしゃる車が一台。この車が走らなかったらもっと乾きが遅かったかも？

でも、正直この寒い時期にしては、思ったよりも乾く速度は速かったです。日が照っていたのと、風が強かったからかもしれませんが、10時を過ぎてからみるみるうちに乾いていきました。11時の走行枠は、11時ジャストでは濡れていても、11時半を過ぎればそこそこ走れるのでは？と期待が出てきました。そんな訳で10時35分に受付しましたｗ（乾きが悪そうなら現地キャンセルも考えていたｗ） 走行台数は4台。予約受付を見ると、8台ほど記入されていましたが、ホワイトマーカーで消された枠が4つほど・・・。そりゃそうですよね。っていうか、私以外の3台は勇者だ。え？私？私は単なる愚か者ｗ 2時間目のレーステックRRで走る路面じゃないですよ。もったいない・・・

ところでこの日は別件でトラブル発生。リアのタイヤウォーマーが暖まってくれない。加温中のランプ（赤ランプ）が点いていたので安心してウォーマーカバーをかけて1時間放置し、走行開始の10時55分頃に外そうとしたら、リアがぬるい。冷たいというよりはぬるい。でも、ウォーマーとしては失格なレベルで暖まってない。そんな訳で「いざ走ろう」という段になってトラブル発覚なわけですが、「どうせウェットでまともに走れないし、久々にウォーマーがなかった頃を思い出しながらタイヤを揉んでやるか」と割り切って走行開始。

コースイン最初の1,2コーナーでリアが食いついていないのを確かめ（微滑りしてた）、慎重にウォームアップ。路面状況も確認・・・2コーナー、3コーナーは完全ドライ。3コーナー立ち上がりあたりでウェット。橋の下は思ったほど濡れて無くて（崖からの吹き下ろしの風が通り抜けるから？）、S字は進入から立ち上がり切るまでウェット。但し、微妙に2本の乾いたラインがある。それぞれタイヤ一本分くらい。きっと10時枠を走った4輪のラインかな？でも、2輪のラインとはちょっと違うんだよなぁ。それでも濡れているよりはドライのラインを選ぶか。S字立ち上がり区間もそんな感じの乾いたラインがあって、こっちは割り切って使える程度。但し、裏ストレートに入る切り返しのところ（2ヘアの裏側あたり）は水溜りもあるくらいのヘビーウェット。水溜りは避けるラインもあるけど、とりあえずそこで変な挙動は出来ない。1ヘアはほぼドライ。2ヘアは進入がフルウェット。ちょうどブレーキングポイントとターンインポイントで、横に広がって濡れてるんですよね。ここは毎回のことなので諦めてはいましたが、やっぱり嫌な感じ。ちなみにイン側の舗装し直した区間の方がテカっていて、初めは水溜り？と思っていたのですが、乗っても水は撥ねなかったですね。舗装の具合と反射の方向からそう見えただけかもしれません。が、やっぱりそんな上でターンインなんてしたくないので、いつもよりも奥に進んでから曲がるようにしました。普段だと変なラインで事故を起こしかねませんが、この日は人が少なすぎてそんな状況にはならなかったので。2ヘア立ち上がりは、インベタなら濡れていましたが、私はアウトにはらむラインで走るのであまり気になりませんでした。45Rも3ヘアもドライ・・・なんですが、3ヘアのクリップを越えてから最終までがウェット。ここもS字と同じく、4輪のタイヤ跡のような2本の乾いたラインが・・・ｗ そして最終を立ち上がると、車体が立ってフルスロットル！ってあたりでちょうどウェット。なのでそこを避けてストレート路面の真ん中を走るようなラインで立ち上がり。ストレートエンドの1コーナー進入ポイントも罠で、やっぱりターンインしようというポイントで横いっぱいにウェット。嫌がらせか、って感じｗ　鈴鹿ツインでもそうでしたが、きっとブレーキによる減速Gで路面が一番押しつぶされるポイントがちょっとだけ凹んでいるのかもしれませんね。

当日一発目の路面状況はこんな感じ。インラップなのでタイムは出ませんが、1分30秒位で走っていたかもｗ 暖まっていないリアタイヤと、予測不可能な路面状況の確認のために慎重に慎重を重ねました。その次のラップはタイヤを揉みながら、走れる所はちゃんと加速して、それでも1分9秒。その次に1分5秒、1分4秒、1分3秒と、徐々にペースを上げていきます。この辺から、もうタイヤは暖まってきた感触はあったのですが、やっぱりウェット路面の対応でビビってしまい、3周ほど1分3秒から4秒で停滞。そのうちに路面が乾いてきて（走行開始10分経過くらいですね）、3ヘア立ち上がりとS字立ち上がりがちょっとマシにできるようになってきたので、1分2秒までペースアップ。それを3周ほど続けて、もうちょっとペースアップして1分1秒9、1分1秒4(12周目)と出して、ピットイン。速いか遅いかで言えば、この環境でももっと上手い人はもっと速く走れると思います。路面状況がこんな時に如何にベストを尽くして走れるか、を練習しているわけで、「こんなもんか」で満足せず、どうやったら速く走れるかを追求したいです。ここまでの走行で「出来ていない」と感じたのは、「普段と違うライン取り」ですね。普段通っているラインはウェットだが、外れたところが乾いている時、乾いた路面を使えば速く走れるのに、そこのラインに乗せられないのが不満でした。特に1コーナーや2ヘアの進入ラインですね。ターンインするところが濡れているなら、別の所(コーナーの奥)でターンインするようなラインを作ればいいじゃないか、というのを、やろうとしていたつもりだけどできなかった。引き出しが少ないなぁと実感しています。

で、ピットインは10時18分くらいだったかな。そこから20分近く休みました。そのまま走ってもタイヤを無駄に消費するだけだし、しばらく待って乾くのを待とう、と。その間、タイヤが冷えないようにウォーマーを巻くのですが、やっぱりリアは暖まらない。「とりあえず冷えにくくなればいいか」で巻いておきましたが。

10時35分すぎに再スタート。インラップで様子を見ると、1コーナー進入はほぼ乾いて、S字はまだ完全には乾いてませんが、当初乾いていた細いラインの幅が十分広くなって走りやすそうな感じ。S字立ち上がりは多少乾いてきましたが、まだラインは一本分という感じ。2ヘアは最後までウェットでした。あそこ、なんとかしてくれ！ｗ 3ヘアから最終はほぼ乾いていましたし、最終立ち上がったストレートも乾いていました。大分マシになってきたな、ということでペースアップしようとしますが、今度は風が強くなってきました。気象台発表の蒲郡の11時の風速は3mとのことでしたが、絶対そんなことはない。おもりを付けたコーンが風で動くんですから。一発の突風はかなりきついのが吹いていたと思われます。3コーナーで浮き上がりそうになったり、S字進入で押し返されたり、1ヘアや3ヘアでバンク角が安定できなかったり、ストレートや橋を抜けたところで車体一本分横にふっとばされたり・・・。「風にも、負けない！」と思って頑張りましたが、結局1分は切れませんでした。まだまだだなぁ。いや、そもそもこんな日に走るべきではなかったのか。

(11日と同様)相変わらず、走行後なんか妙にハイな気分ではありましたが、ねｗ

走行後のタイヤ。フロントは意外とサラッと普通に溶けている感じ。変な荒れ方もしていません。リアは左が若干荒れてますね。ウォーマー無しだから負担が大きかったのかもしれませんが、十分暖まったあとも走り続けた後の状態だから、やっぱりアクセルワークが丁寧じゃなかったのかもしれません。ちなみに右は、19日に荒れた分をさらっと削り直したような感じ。西浦はリアの左が、鈴鹿ツインはリアの右が、それぞれ負荷の大きいコースってことなんでしょうね。いや、「ラフなアクセルワークでごまかしているコース」かな？ｗ

片付けが終了して帰る前、13時前くらいの路面状況。濡れているのはもうココだけ。この状況なら以前57秒8で走った時とほぼ同じか。これで57秒で走れたか？と問われると・・・難しいですね。風がなかったとしても難しいかと。うーん、腕が落ちてるなぁ。もっと練習しないと。