R

今週末は雨ですが、お仕事なので関係ありません。
むしろ、降れ・・・と言うのはさすがに黒すぎるかw

で、数日前の3日の話。
3日は一応休みだったのですが、基本的に疲れきってたので寝て過ごすつもりでした。
が、さすがに一日寝っぱなしというわけにも行かないのでちょっとだけお出かけ。
トライアンフ名古屋イーストさんに行って注文品の状況を聞いて来ました。
K1まだまだみたいです。
今月は乗れそうにないので別にいいんですが。
バッテリーもまだみたいです。
V11、さすがにエンジンがかかりにくくなってきてるんですが。
なんか、うまくいきませんね。注文品が全然入ってこない。

と、それだけでは寂しすぎるので、ちょっと遊んできました。
Daytona675Rの試乗車が入ったそうなので、お試ししてきました。
正直、足回りもノーマル設定のままのサラに近い状態だそうで。
とりあえず硬い硬いと言われる足や、豪華装備を体験してきました。

私の結論を先に書くと。
前モデルから100万以上出して買い換えるほどじゃないですが、
出来という意味では確実に良いものになっています。

豪華装備の足回り・ブレーキ関係のみじゃなく、エンジンも。
私の'06Daytona675は初期型で、'08にエンジンのマイナーチェンジがありました。
そのマイナーチェンジエンジンは試したことがなかったのですが、
スペック的には2馬力UPとか微々たるものなので、
大して違いはないだろうとタカをくくってました。
で、今回のRは、エンジンは基本的に'08モデルと同じらしいのですが・・・
正直、目からウロコ状態。
'06はホンダなどの4気筒に比べるとがさつな雑音混じりの吹け上がりで、
それが3気筒というものなんだ、と思ってたんですが、
今回乗ってみたのはウルトラスムーズ。
それでいて低回転域でのトルク感はちゃんとある感じ。
あえて言うなら「味」は薄まったと言えるかもしれませんが、
道具としての完成度は格段に上でした。
日進月歩のコンピューターの進化によって
インジェクションマッピングが精密に&精度良くなったから、かもしれません。

次にびっくりしたのはブレーキ。
キャリパーが違うだけでこんなに違うものなのかと驚きました。
(マスターもブレンボのセミラジアルになってますが)
正直、効き過ぎ。
試乗コースで直線を加速中にお遊びで軽くちょん掛けしたら、つんのめりました。
自分の675でやってもフロントを沈めるだけ、底まで入らないレベルの入力でしたが、
それでフロントロックしかけました。
ぶっちゃけ、私はブレーキは握り始めは効かないほうが好みなので、
このブレーキはむしろ怖かった。
これ、パニックブレーキの時にやばいと思うんだけどなぁ。私だけかな?

上記のブレーキの動作と切っても切れない関係にある足回り。
フロントサスがもうちょっと柔らかかったら、衝撃を吸収してくれたかもしれません。
正直前後とも硬い。
と言うより、動きシロが少ない感じ。
これが「イニシャルがかかりすぎ」ってことなんでしょうか?(店員のY田さんの言)
とりあえず街乗りレベルではサスが動いている感じがしません。
サスの動きを感じよう感じようとしてみれば、上の方でわずかに動いています。
そのわずかな動きはダンパーの効いてる高級フォークっぽい感触。
でも、致命的に動く量が少ないんです。
なので、交差点などを曲がろうとしてもリジッド状態。
サスのない自転車を想像するとわかりやすいかと。
なので「そういうもの」として乗れば乗れますが、バイクの乗り方じゃないですよね。
ブレーキングしてフロントが沈んで、その沈んだ姿勢を利用して向きを変える、
向きが変わったら加速を始めて、それに応じてリアサスが沈む=反力がリアタイヤで地面を押し付ける力になってグリップする。
この一連の動きが「バイクのコーナリング」だと思うんですが、これができない。
サーキットだとちゃんと沈み込ませられるのかというと、
多分大きな速度の乗るコースで国際ライダーが操ってなんとか、ってレベルかと。
私レベルの人間が西浦で走らせても、上と同じ感想が出るだけでしょう。
これを詰めて行ってサスのセッティングが出れば印象は変わるかもしれませんが、
バネを変えるところから始めないとダメなんじゃないかなぁ、なんて印象ですね。

ちなみに、私の675も当初は足の設定に悩みましたが、あの時とは違う印象。
あの時は、フロントはダンパーが仕事をしてくれてない感じなので締めていく方向、
リアはバネレートが高すぎて、ダンパー調整だけでは動いてくれない印象。
そこから去年のオーバーホールを通してようやくまともになりました。
が、Rのは多分ダンパーはしっかり仕事をしてくれているんだと思います。
それでも動かないのは、「イニシャルがかかり過ぎで奥でしか動いていない」(Y田さんの言)からかと。
もしくは、そこまでイニシャルをかけなきゃならないほどのバネレートのスプリングが入っているから、かも。
そんな訳で、物はいいのに設定が悪い、ってことなんだと思います。
リーク写真にある、あのものすごく横幅のある人、あの人がテストライダーなのが原因なんじゃないの?w

あ、上記は基本的にフロントサスの話です。
リアサスは・・・TTXだったんですが・・・フロント以上に「動いてんの?」
これは私のノーマル675と違います。
私のは、「跳ねてました」w
ダンパーが弱くてバネだけだったんでしょうね、今から考えると。
バネレートを落として、ダンパーちょっとかけて、ちょうど良い動きになってます。
Rのリアはそうじゃなくて、バネもダンパーも硬い。
なので、沈みも伸びも(体感上は)動いてない感じ。
こっちはバネレート落とすだけですごく良くなりそうな予感はあります。

最後に、クイックシフターもRの標準装備品なので試してみましたが、
正直、「絶対入れるべき!」ってほどのものじゃないかな。
アクセル開けっ放しでノークラッチシフトが出来るってものですが、
点火カット時間がそこそこ長いので、
アクセルの開け閉めによるノークラシフトとあんまり変わらない感じ。
長いストレートで全力全開の時にちょっとアリかな。

ってことで、総評として、パッケージ自体はやはり「良いもの」。
ですが、買い換えるというほどじゃないかなと。
あと、バネを交換するくらいサスに手を入れるつもりじゃないとダメかな。
ノーマルとの差額は部品代よりは安いですが、
満足感を手に入れて乗りやすさを犠牲にする勇気のある人向けかな。
もちろん、設定をきっちり詰めるつもりの人には確実に良い道具でしょう。
正直私にとっては、今の自分の675も結構良い状態なので、
エンジン(ていうかストレートの競争)以外は特に羨ましくはないかな。

あ、あと、色は黄色に塗ったほうがいいね!w
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