29日の西浦 反省会

一晩明けて、痛みはちょっとマシになりました。キーボード打てるほどにはw その代わり筋肉痛が酷いですが・・・ それでは改めて。

そもそも、昨日はついてない日でした。前日帰宅前に職場の扉で左手指先を挟み、激痛で真ん中3本の指が使えず、「クラッチ握れるかなー」と心配になるほどだったり。車両が675よりも全長の長いCBなのにレンタカーで配車されたのはハイゼットだったり。しかもそのハイゼットにはカセットすら付いていないオーディオ不毛仕様だったり。天気予報では(名古屋市内に関しては)雨は未明だけで昼から晴れの予報だったのに、出発時間になっても微妙にポツポツ来たりやんだりを繰り返して路面はぜんぜん乾いてなかったり。CBの空気圧が抜けてて、サーキットのボンベを借りようとしたらボンベのコネクタ部分から漏れていて、むしろ空気が抜けてしまう目に遭ったり(Vガンマ~さんに足踏み式空気入れを借りました。感謝)。・・・・・・一部自己責任なところもありますが、それでも、なんかいろいろと走るのを妨げるような力が働いていたような気がします。って、まぁ、事後だからそう考えるのであって、何もなければ「そんなもん」で済んでる内容ですけどね。






さて、上で書いたとおり、この日の名古屋の天気は曇り時々雨。しかも、夕方名古屋に戻ってきた時にも路面が乾いていない所があったほど雨が断続的に降っていた模様。しかし、愛知県でも南の方に位置する蒲郡にあるスパ西浦モーターパークではこんな感じの空でした。左2枚が北東向き、右2枚が南西向きですね、大まかに言って。北のほうでは雨雲が一杯なのに対して南の方は比較的晴れ間の多いお天気。ただ、晴れ間が多いというだけで気温は低いし、風は強くて冷たいし、太陽光も頻繁に雲に遮られるので路面はあまり暖められていない環境。当たり前のことなんだけど、冬なんですよね。

さて、そしてこれが走行前の我がCB400SF。マフラーの焼け色が自己主張強すぎですが、それなりに年季が入った地味な車両なイメージです。センタースタンドも相変わらずw そして、マフラーやクランクケースカバーなどは去年の全く同じ日の転倒で痛々しい傷がついています。しかし、これがこの日の転倒でもっと痛々しくなるとは・・・ ちなみにタイヤはBT-003ST。これも去年の12月に交換してそのままです。が、今年は街乗りも含めてほとんどCBに乗っていないのでぜんぜん減っていませんね。8部山と言って良いと思います。そしてこの003STは2010年の夏ごろに出た中排気量車用のモデルではなく、初期のモデルです。だからCBの車重や速度域がタイヤの想定よりも低くなっていて・・・なんて言い訳をするつもりはありません。去年転倒した美浜では、転倒こそすれタイムはベストを出してましたしね。ちゃんと使おうとすれば使えるはずなのです。とは言え、次期タイヤは中排気量向けのを選びますけどねw

さて、走行枠は1時からの枠。寒いのはわかっていましたから、できるだけ暖かそうな時間を選びました。他の方も同じ考えなのでしょう、この日で一番多い18台の予約が入っていたようです。ミニバイクと混走とのことでしたが、あまり気にはなりませんでした。ミニバイクは抜きたければ直線で必ず抜けるし、コーナーはむしろ向こうの方が上手くて速いから、後ろから見て勉強になることもあるし。そして、同じ枠では4耐ライダーwのVガンマ~さんとZ1000のひらかわさんも走る予定。知り合いと走るのは久々なので、それも楽しみの一つでした。ええ、この日は675じゃないこともあって、タイムは忘れて楽しく走ろうと決めていました。実際、そうがむしゃらには走りませんでしたし・・・

で、走行開始。ウォーマーが無いのでめちゃくちゃ慎重に走ったのと、ウォーミングラップで前走車がいたのもあって1周目は1分14秒(ラップタイムの記録には1周目1分39秒とありますが、おそらくピットに入ってきたときにコントロールタワーの前を通った時点で測定開始されていた為で、参考にはならないと思います)。その後、徐々にペースを上げますが、前走車に詰まってしまい、7周目まで1分8秒台。しかし、今思えばこの時コケなかったのはこれが良かったのだと思います。その後前走車も徐々にペースを上げ始め、1分6秒台からたまに5秒台へ。この頃には各コーナーで使うギヤをだいたい掴めてきて、だんだんリズムに乗り始めてきていました。そして、前走車が他の車両に詰まったタイミングを使って前に出、クリアになったところで更にペースアップ。このとき4秒台がコンスタントに出て、4秒025が出て「さぁ3秒台は出しておきたいな」と思ったところに赤旗。S字進入でのスリップダウンのようです。この時は、「あ~、やっちゃったかー」くらいにしか思ってませんでした。

この時点までの走行では、ペースが上がっても膝を擦るのは一部のコーナーだけで、比較的車体を立て気味のつもりで乗っていました。それにペースを上げたといっても特に無理をして上げたわけではなくて、自分の中のリズムを上げていった、って感じです。4秒台の時のギヤは、ストレートで5速まで入れて、1コーナーで3速に。その後、3コーナーも3速で立ち上がるのですが若干馬力不足の感もあり、悩み所。ただ、3コーナー進入までに2速に落とすタイミングが(怖くてw)取れないので、3速を選択。多分3秒台まで出すようになると、立ち上がりでパワーバンドの下限くらいに入るとは思うんですが。そのままS字に進入して立ち上がりも3速。なんですが、ここの立ち上がりは3コーナー以上にパワーバンドを外しています。私がS字苦手なのもあるんですが・・・。この立ち上がりが上手くいったと思えるほど回すことが出来ていれば2秒前半から1秒まで出せるんじゃないかなぁ。そして第1ヘアピン進入で2速に落とします。ここで2速に落とすタイミングがわからなかったのですが、ひらかわさんに相談したら、やはり車体が立った状態でシフトダウンするのがセオリーのよう。なので、675では若干斜めになりながら(S字を立ち上がったあと軽く切り返すので、その切り替えしたときの傾き程度)ブレーキングしていたのですが、CBではまずコースなりに直線的に第1ヘアピンに向かって行って、ブレーキング&シフトダウン。その後にバンク開始、って感じにしています。やっぱり675の時に比べてワンテンポ遅れていて損をしている気がしますが、これは要修行で対処できるのでしょうか・・・するしかないか。斜めの時にシフトダウンしたらスライド誘発しかねないですしね。私の腕では怖くて怖くて・・・。で、第1ヘアピン以降は最終まで2速固定・・・と、ここまで書いて、なんかおかしい気がしてきた。シフトダウンの場所はこのとおりなんですが(シフトアップはストレートのみ)、第2ヘアピンを越えた後、第3ヘアピン手前の右コーナー(45Rというらしいです)でちょうどレッドゾーン手前ぐらいまで回すのです。といってもCBの2速で・・・?675でも2速で結構高回転まで回すコーナーなのですが・・・。というあたりで疑問が生じました。が、そうすると各コーナーもう一つ上のギヤで?1~3コーナーやS字立ち上がりが4速?うーん、もう一度走ってちゃんと確かめないとわかりませんね。このあたり、いつも私は頭を使わずフィーリングで走ってるんだなぁ、なんて思ってしまいますw

ともあれ、CBでの走りのリズムがなんとなく掴めてきたと思っている状態で赤旗ピットイン。休憩としてちょうどいいタイミングです。が、微妙に時間がかかっていまして、再開は5分くらい経ってからだったんじゃなかったかな?こういうときに怖い---というか、まさに自分が体験したことですが---のが、「リズムはさっきまで走っていたペースなのに、タイヤは既に冷え切ってしまっている」ってヤツ。上に書いたような、走行開始の時くらいに抑えたペースで入り、徐々にペースアップしていかなきゃならないのが、冷えたタイヤのままいいペースで走っちゃうんですよね。オン(温?w)シーズンはそれでもタイヤの温度が冷え難いことと路面温度も十分高いので何とかなっちゃうところがあるんですが、冬はダメです。てきめんです。その犠牲者1号はVガンマ~さんでした。ええ、私じゃありませんw この時私はコースインして1周目にすぐに赤旗が出てそのままピットに戻ってきたのでした。今から思えば、これで更にタイヤの状態が悪化したと思われます。1周目はさすがの私もペースは結構落としますので、タイヤが暖まるような走りはしません。すると、吹きッ晒しの冷え切った路面にタイヤを晒してきてピットに戻ってくることになります。って事は、2度目のピットインの時点ではピットを出る前よりもタイヤは冷えていた可能性すらあります。そんな最悪な状況で、更に頭の中で「1周は走った」となんとなく思ってしまっているので、2度目の走行再開後は、ペースを落としきっていませんでした。実際、あとで走行記録のタイムを見ると走行再開後の1周目は既に8秒台。もう1周8秒台で回り、次にペースを上げ始めるつもりで6秒台。これで「もういいよな」と思って、しかもその前の周から目の前にひらかわさんがいて(徐々に離されつつも)姿を見失わない程度にはケツを終える状態だったのもあって、ひらかわさんに離されまいと4周目にペースアップ。全力ではないにしても、冷えたタイヤを考慮していない勢いではあったと今更ながらに思います。そんな感じでS字に進入しようとブレーキをかけた瞬間、ツルーンと。もう、その場にバナナの皮があったかのごとく、一瞬で。コケたあとは私自身滑らず転がるような感じだったので、コーナリングの姿勢すら取れていない段階でのスリップだったと想像します。去年の美浜での転倒は、初期の減速ではなく倒しこみの最中、もしくはフルバンク状態でツルッと逝った転倒でしたが、そういう場合は自分の体はあまり転がらずに滑っていくんですよね。今回は放り出されたようなスリップダウンでした。おそらく初期の初期の減速し始めでツルッと逝ったんでしょう。

そんなわけでドナドナドーナー、ドーナー・・・。1枚目の写真が哀愁漂っていますw このブログでは何度か書いていますが、CB400SF(NC31)は、私の経験上、転倒した際には間違いなくこの砲弾型メーターが最初に潰れます。コケて他に被害があるのにメーターは無事だった、なんてことは今まで一度もありません。今回もまた然り。しかも見事なまでにこなごなです。ちなみに右側への転倒のせいか、右のタコメーターは針が吹っ飛び再生不可ですが、左のスピードメーターは生きている模様。スピードメーターの方が高いから助かるわぁ・・・なんて負け惜しみを'`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、そしてヘッドライトは一見無事かと思っていたのですが、帰宅後よく見ると3枚目の写真に見られるようにリムを打ち付けた後のあるあたりのガラスが一部割れていました。ほんの一部ですがそれでも水が入ったりなどして使い物にはならないでしょう。くぅぅ・・・CIBIEのライト高かったのになぁ・・・。ただ、この破損しまくっている白いパーツ、これは新品のストックを持っていたり・・・ ヘッドライトの受け側(カップ部)とヘッドライトリムとCIBIEの新品もストックしてたり・・・。長年の経験で、こういうストックをしておく癖がつきました・・・w あと、写真では修復後ですが、転倒直後は右アクセルのグリップが裏返っていて、更にブレーキレバーが破損していました。グリップはちゃんと接着剤も使ってワイヤリングもしていたのに・・・。転倒時、グラベルの砂利に完全に埋まっていたせいでしょうか。そしてブレーキレバーは謎なのが、折れてはいないのですが、ブレーキマスターのピストンを押す部品だけが抜け落ちていたのです。いや、謎ってほどじゃなくて構造上そういうこともあるかな、ってレベルですが、まぁ、なんというか器用な破損をしたものです。幸い、ブレーキレバーは換えを用意してきていたのですぐに交換し写真の状態に。ただ、ブレーキマスターガワのバンジョーが若干回ってボルトが緩んでしまい、エアをかんでしまったようなので、Vガンマ~さんにホースと空容器を借りてエア抜きをしました。助かりました・・・。ブレーキが効かないとトランポの積み下ろしがかなり難しくなりますからね。ギヤを入れてクラッチレバーで調整するするもんらしいですが。

そしてマフラーはこのざまです。右に転倒するとこれがあるのが辛いなぁ・・・。今までも転倒傷はありましたが、サイレンサーが凹んだのは今回が始めてです。そしてエキパイにまで傷がついたのも今回が初めてです。写真はありませんが、中間パイプも同じような擦り傷だらけ。焼け色が焼け色だけに目立ちます。傷を無くす方法は磨いて焼け色を完全に無くしてしまうくらいしかないでしょうね。しかもこのCB400SF用のNASSART Rマフラーは既に廃盤。3年前の転倒の時に問い合わせた時は廃盤ではありませんでしたが、その約1年後に今度こそ本当に廃番に。いまやメーカーHPにもマフラーの情報が載っていない有様です。出力の特性は非常に気に入っているので、このまま使い続けたいのですが、サイレンサーはちょっと破損が激しく、もしかすると排気漏れもしているかも?なので、せめてリペアをしてもらえたらなー、と思っているのですが・・・。とりあえず一度問い合わせてみるつもりです。

とりあえず、体は大したことなかったし、ツナギも破れてなさそうだし、バイクも自分で修復できるレベルだし、と、まぁ被害はそう大したことないといえるのですが、何よりも今回の転倒は凡ミスでの転倒なだけに自分が許せません。直前にVガンマ~さんがタイヤの冷えが原因と思われる転倒をしていただけに、それと同じミスをするのは何も考えずに走っている証拠です。ミスとして最悪レベルです。この、「注意すれば防げたミス」ってのを犯した事実に凹んでいます。「冬場は危ないし怖いから(本気では)走らない」じゃなくて、「冬場は冬場の走りができるように頭を使って走る」必要があるわけですね。始めの方に書いた「楽しんで走る」を完全に間違っていました。「本気を出して走らなければいい」なんて風に思ってたわけですね。ハァ・・・ 去年もやった同じミスなのになぁ。いや、頻繁にやらかしていると言っても過言ではない同じミスなのに・・・。来年は、「転倒しない」じゃなくて、この鳥頭を何とかする所から始めないといけないのかも・・・
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コメント
 
 
 
Unknown (ひらかわです。)
2010-12-31 09:53:49
なんとも悔いの残る走り納めになっちゃいましたね~ww

転倒位置から見ると完全に直立した状態からのブレーキじゃなく、若干バンクした状態でのブレーキだったかもしれないですね。

今年はあまり絡むこともなかったんで今回楽しみにしてたんですがね~・・・ww 次を楽しみに待ってます!
 
 
 
Unknown (嘉平)
2010-12-31 11:44:44
>ひらかさです。さんw
なんか、例年年末に転倒している気がしますw
ひらかわさんの「冬は冬の走りせにゃならんですよ」って一言を重く受け止めてます。
また、貴重な走行時間を削ることになってしまい、申し訳ありませんでした。

転倒位置は・・・そうですね。
本文に書いてませんが、若干バンクしながらブレーキをかけるのが癖みたいになっていて、
その減速Gをタイヤがぜんぜん受け止めてくれなかった、ってとこでしょうか。
こうやって見直すといろいろ、いつもの走りも含めて反省すべき点が多いですね・・・

CB自体は部品が届き次第すぐにでも復帰するつもりなので、
次ご一緒できる機会もそう遠くないと思ってます。
ただ、CBでひらかわさんを追いかけるのはもうこりごりですw
・・・・・・後ろから見た目はスムーズそうだからペースが上がってるのに気づきにくいんだよなぁ、ひらかわさんの走り・・・ もっと伏せまくったりとかオーバーアクションしてくれたらわかりやすいのにw
 
 
 
はじめまして (バリー・シーン)
2011-02-22 23:44:39
はじめまして,偶然ブログを拝見いたしました、昨年12月 29日13:30頃に一回目の転倒した者です。
同じシルバーのCB400SF(NC31)で003STを履いていました。
転倒箇所はS字手前というより立体交差のすぐ後あたりで、その他はまったく同じで損害状態もまったく同じです、コース外側一杯あたりで一気にこけてしまいました。私の場合ビギナーでタイムは遅かったのですがタイヤはそこそこ温まっていました。
私はOUT側に何か落ちていたのではないかと思っています(4輪のタイヤカス等)しかし私の為に皆さんにご迷惑をおかけいたしましたことは申し訳ないと思っています。もしまたお会いしましたら宜しくお願いいたします。
 
 
 
Unknown (嘉平)
2011-03-02 00:45:56
>バリー・シーンさま
コメントありがとうございます。
そして、気づくのに遅れてすみません。
なにぶん、コメントの少ないブログですので・・・(苦笑
特にトップに出ている過去5エントリーよりも前の内容についたコメントには
気づきにくいので、この有様です。
本当にすみません。

で、当日の話ですが、CBの方ですよね、しかも銀のNC31。
お声こそかけませんでしたが、私も当然意識しておりましたw
転倒なさったときは破損内容がだいたい想像できたので、
走行終了後にお声をかけて最小限の修理くらいは手伝おうとも思っていたのですが、
結果はごらんの有様で、自分のことで精一杯になってしまいました・・・

転倒の原因は究明が難しいと思います。
タイヤカスもあり得るでしょうね。
ただ、寒い日は路面や走行風に冷やされるので、非力で軽量な400NKにケース剛性の高い(=潰れ難い)003STの組み合わせは、タイヤの温度的に厳しいのだと思っています。
そんなわけで冬場のサーキット走行は非常に難しい環境ですが、
逆に練習にはもってこいなのだとも思います(コケなければ・・・(苦笑)
なのでこれに懲りず、また走りましょう!
私は(このブログの過去の転倒の数々を見ればお分かりと思いますが)全く懲りない男なので
もう走行計画を練っていますw
またお会いした時は、こちらこそよろしくお願いいたします。
(その時は黄色のDaytona675かもしれませんが)
 
 
 
Unknown (バリー・シーン)
2011-03-05 17:49:42
丁寧なコメントありがとうございます。
サーキット(西浦)走行始めたばかりで知り合いもなく、コースどりやシフトタイミング等わからないことばかりの中、嘉平さんのお話楽しく読ませていただいております。
私も修理中のツナギが直りましたのでそろそろ走行再開して、皆さんから「動くシケイン」と呼ばれないようにしたいと思います。
 
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