8/11 鈴鹿東

さて、一週間後の8月11日も鈴鹿東のライドオンクラブの走行枠がありました。この日は夏季休暇の期間に入っていたので、有給申請すること無しに一ヶ月前の申し込み開始が始まった当初から走る気まんまんで申し込みました。

が、やはり敵は渋滞でしたw それもそのはず。この日の前日前々日はお盆休みウィークのスタートだったにも関わらず、台風11号が近畿・東海・北陸を直撃した日。実際、愛知に上陸した10日の朝は猛烈な風邪が吹き荒れ、自宅にいても窓が震えるほどでした。そんなわけでおそらく殆どの人は9,10日と外出を控え、その分行楽や帰省の日を11日にしたと思われます。ただでさえお盆の渋滞しやすい時期にこういう事情も加わり、8月4日以上の混雑でした。ただ、一応こういうことも想定して、かなり早めに家を出たので、今回は遅刻せずに済みました。なんと、14時30分開始の枠のために名古屋を10時前に出たんです(実は前日の積み込み作業ができなかったので、その作業のために自室を出たのは9時半よりも前だったはず・・・)。「さすがに早く出すぎたかなぁ、万一空いていて2時間以上前についちゃったらどうしよう?」なんて思いながらの出発でしたが、要らぬ心配でした。なんと9番ゲートに到着したのは13時30分過ぎ。狙い通りの走行1時間前。いやいや、それよりも名古屋を出て鈴鹿サーキットまで3時間半以上ですよ。8月4日よりも1時間余分にかかってますよ。ホント酷かった。だって8月4日の時はスムーズに走れたナガシマスパーランドの前も、木曽川大橋(名古屋側の橋ね)の手前から渋滞してたんです。あんなところが渋滞なんて初めて見た。もう、鈴鹿市内に入るまでは延々ノロノロ運転。でもとにかく、通行止めでもない限りは3時間半で鈴鹿まで行けるとわかったのはメリットですね! と、8月4日ほどイライラしなかったのは、時間的余裕があったから。でも、まぁ、ホント、ここまでとは思わなかったです、正直。もう、この手の渋滞しそうな時期は避けようかなと思うくらい。

とにかく、この日は走行開始1時間前に到着できたことで、準備する余裕もとれて安心でした。天気は見ての通り不安なし。むしろ、この時期にこれだけ青空が出ていたら暑いはずなのに、涼しく感じました。実際は津で33.7℃まで上がっていて、やっぱり暑いはずなんですが・・・。風があったからかな?とにかく、体感的には4日プラスアルファ程度の暑さで、「暑くて走る前から疲れた」ってことはなかったので、この時期にしてはかなりいい天気だったと言えます。

そんなわけで、この日は4日の時のように枠ごとに走行券を買わず、最初から2枠分購入しました。ROC-Eが14時30分と15時50分からの2本、ROC-Bが15時10分からと16時30分からの2本、という午後のみのライドオンクラブ枠だったからでしょうか、お盆休み時期にしては走る人の数は少ない印象でした。と言っても最初のブリーフィングの時には14時30分枠で30台って話だったかな?「え?このブリーフィングに集まっている人数、30人もいないよね?」なんて思いながら聞いてましたが・・・w ちなみに午前は4輪のチャレンジクラブの枠だったようで、到着した時はまだ4輪の方が残っているピットもありました。私は、ちょうど出ようとしている人を見つけて入れ替わりに・・・って感じでした。

ちなみに空気圧やサスなどの車体の設定は前回最後に走った時のままです。つまり、フロントの空気圧は2.0、リアは1.65、フロントの伸び側は最強から3クリック戻し、リアの伸び側も最強から3クリック戻し、圧側はここ数年間変更してなくて忘れちゃったw 

さて、走行時間。やっぱり1週間前に走っているだけに、緊張感は皆無。スピード感にもすぐに慣れました。タイヤに関しても問題なし。何故かゴツゴツ感も感じませんし、むしろコーナー立ち上がりで滑り出しそうな感触が完全になくなり、思い切ってアクセルを開けていけるようになりました。そうやって「走れる」という安心感というか信頼感?が出てきたおかげで、前の記事に書いた内容を実践する余裕も出てきます。クリップを奥に取るようにするとか、1~2コーナーのコーナリングスピードを上げる(落とし過ぎないようにする)とか。
特に2コーナーは「奥まで行っても大丈夫」じゃなく「奥まで行くべき」と思うことで、スピードを落とさず、むしろ1コーナーを越えた後に若干アクセルを当てるくらいにして、2コーナーに向かって行くことが出来ました。しかも、速度が上がっているのに立ち上がりで膨らみ過ぎないラインで走れていました。やはり今まではイン付きが早すぎてダメだったんでしょうね。ただ、相変わらず1→2コーナーの間で4速から3速に落とすことができません。ので、2コーナーの加速はモワ~ッとしたものになり、その分のロスがあることは否めません。
それ以外では、4コーナー、すなわちS字の進入でもクリップを奥にとったことで立ち上がった後に余裕ができ、5コーナーへのアプローチラインに余裕が出来ました。その御蔭でS字の立ち上がりでアクセルを開けきる、というだけでなく、5コーナーに入る前にアクセルを全閉にして回転数を落としきること無しに5コーナーに進入していく、ということが出来ました。これは以前から速い人の動画を見て真似したいと思って、それでも出来なかったことなのですが、ラインに余裕ができることで実践することが出来ました。ただ、S字の進入を奥にする、ってちょっと怖いんですよ。3コーナーを立ち上がったら目の前にマーシャルポストがあるんですが、そのポストを見ると引き寄せられるというか、コースアウトしていきそうな気にさせられるんです(僕だけかな?w)。で、それを見ないように、次のS字に目を向けて、すぐにコーナーに向かう=進入しようって思ってしまうためか、イン付きが早くなってしまうんです。今回はこれを、「大丈夫、ほんのちょっとだけだから、ちょっと奥に入るだけだから(変な意味ではない)」と意識しまくって克服出来た、といった感じでしょうか。
最後にもう一つ良かったポイントはダンロップ。と言うか逆バンク立ち上がりからダンロップまでの加速。今までなんとなくでアクセルを開けてー、立ち上がってー、ダンロップ左に向きつつー、すぐに最終コーナー・・・って感じの「なんとなく」で走っていましたが、改めて意識してみるとダンロップは凄い上りだからそれだけで減速するんですよね。だから平面図で見たコーナーの角度に合わせて曲がる感覚よりも加速しておかないといけないはずなんです。が、今までその辺を深く考えずになんとなくで走っていました。今回はそこを意識して、逆バンク立ち上がり後に、やっぱりアクセルを全閉にしないように、回転数を落とし過ぎないようにして加速を維持したままダンロップに入っていくよう心がけました。それでもダンロップを上ることで想定外なくらい減速して、進入速度は上げたはずなのに最終コーナーに到着する頃には今までとそれほど変わらない速度になっていた・・・気がします。最終コーナーへのアプローチの速度が今までより上がっていればコースアウトしそうになるので怖いなぁ、と思っていたのですが、あんまりそういう目には会いませんでしたね。なので、逆バンク立ち上がりからダンロップまでの間しっかり加速する、これを意識的にやるのは大事だと思いました。

こうやってべらべらと自分の走り方について解説している時は、たいていいいタイムが出た時でw 見ての通り、1枠目の早い段階で今までのベストである2秒4を軽く上回って、1秒台に入れることが出来ました。そして30周目というのは事実上2枠目の6,7周目ですね。2枠目も疲れていた割には頑張って、よりベストを更新することが出来ました。これらは上で書いていたことを「意識して走った」結果だと思います。頑張っていたつもりでも、如何に無駄やだらだらして部分があったか、ということですね。1~2コーナーは「だらだらしてもったいないなぁ」と1年目からわかっていましたが、それ以外でも無駄があった、という意味で。なので、これらのことを意識して、実践できて、しかもクリア、という状況ではこの日1枠目も2枠目も1秒7くらいが連発していました。この日で1秒台(後半)の走り方は身についたと思います。

後は、実は4日の経験もすごく活きています。速い人ばかりだったんですが、3コーナー以降ではそれほど離されないように思ったんです。特にMAXさんに2コーナーで抜かれて(笑)、その後ついていこうとしたら、2-3コーナーの間では加速の違いで離されましたが、3コーナー以降は逆バンク立ち上がりまで距離はさほど開かない印象でした。まぁ、ちょっとは離されていて、それが0.5秒とか1秒位の差になってるのかもしれませんがw ただ、「あれ、俺、いけるやん」と思っていたら逆バンク立ち上がりで明らかに、もう目で見て分かるくらい離れたんです。以前、1分5秒位で走っていた時は逆バンクのコーナリングスピードが段違いだー、と思ってましたが、もっと差が開く区間がここ(逆バンクからダンロップ区間)だ、と4日に初めて意識したんです。なのでそれを教えてくれたMAXさんには感謝感謝ですw

ってな感じで、ちょっと達成感がある一日でした。2枠目は上記の1秒4を出した後、2,3周後に1秒75を二回出して満足したので、実際は走行時間の半分くらいでピット・インして終了、でしたが、もう十分、お腹いっぱい、って感じでした。なので、実は2日後の13日も朝からライドオンの枠を予約していたのですが、その日のうちにキャンセルして、今月の鈴鹿はもうこれでオシマイにしました。「更に上」を急いで目指そうとすると、失敗(=転倒)しそうな気もしていたので、ね。当面の目標は1分切りです。1~2コーナーの無駄を省いて、特に2コーナーを3速で全力で立ち上がることができれば、1分フラットには入る気がしています。その後、更に1秒縮める必要があるというのは・・・先は長いです。それに年に2,3回しか走れないしw ま、ぼちぼちやっていくしかないですよね。頑張ります。

ちなみに、帰りもやはり渋滞してました。帰りは鈴鹿大橋を越えたあたりからもう混み始めていましたね。四日市を抜けるまではなかなか動きませんでした。なので17時半に鈴鹿を出発して、名古屋到着は20時半。その後片付けやら何やらして、自室に「ただいまー」と入ったのは21時を過ぎていたはずです。途中、鈴鹿市内で給油したのとコンビニで15分ほど休憩しましたが、それでも所要時間3時間。走行枠が2枠しかなかったのに朝から晩までかかりました。ですけど、帰り道は苦にならなかったですね。もちろん何時に帰っても大丈夫だから急がない、ってのも理由の一つですが、一番大きいのはベストを更新した達成感からでしょうね。ベストを更新したらいつもこんな感じですw(そういや、西浦でベスト出した帰りに今のセレナを買ったんだったなw)ホントに喜ぶのは1分を切ってから、なんでしょうけど、ね。この日くらいは、ね。
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コメント
 
 
 
Unknown (MAX)
2014-08-28 04:23:07
フロントのエア圧高すぎません?
僕はピレリV2ですが、前後共1.55です。

1コーナーは気合で突っ込むしかありませんよね(笑)
ストレートエンドで減速して1コーナーを迎える・・・というより、『2コーナーへ向けて、ストレートエンドから1コーナーを使って減速する』っていうイメージで走ってます。

4輪のF1やGTは1コーナーも全開のまま入るらしいです。
1コーナーのクリップ過ぎてやっとブレーキングとシフトダウンらしいです。

2輪では絶対に無理ですが、イメージはそんな感じで(笑)

逆バンク立ち上がりは全開で、ダンロップは結構深く突っ込みます。
峠の登りでの切り返しと似てますね(笑)

東コースは、会社の駅伝大会で自分の足で走ったことがありますが、ダンロップは壁がそびえ立ってるように見えますよ(笑)

なので、相当速いスピードで入っても勝手に減速してくれます。

とにかくスピードを殺さないように走るのがコツみたいですね。
 
 
 
Unknown (嘉平)
2014-08-28 08:22:43
>MAXさん
私は、以前からフロントは温間2.0なんですよ。
1.8くらいにした時に、グニュグニュする感触があり、ハンドルが重い気がしたので、高い圧で走ることにしています。
私の場合フロントタイヤは減りにくいし、若干アマリングもしているので、MAXさんたちに比べてフロントタイヤを使えていないんだろうなぁとは思っていますが、だからこそ負荷がかかっていないので空気圧も予め高めでいいのかな、と思っています。
モトクラッシュの店長さんにも「フロントは1.9~2.0くらいの高めでもいいんじゃない?リアはおもいっきり低くしないとダメだけど」って話を聞いたので、こんなもんなんだ、と思っています。

ダンロップの件は、ホントに「なんとなく」で走っていてはタイムロスしてしまいますね。
難しいです。
一番難しいのは・・・おそらくまた半年後になるであろう次回に、ちゃんと覚えているかどうか、かなw
 
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