愛車V11CafeSportとの徒然なる日々
V11喫茶室
5月25日 西浦復活走行
それでは改めまして。昨日(5月25日)に西浦を走った件。
24日の夜に激しい雨が降り、その影響で朝のうちはまだ路面がウェット。とはいえ、私はまずスクリーンを留めるためのウェルナットなど、いくつか買わねばならない部品がありましたので、バイク用品店に寄ってから西浦に行くつもりでした。そのため、出発は10時前とゆっくり。ただ、「のんびり」という感じはなくて・・・サーキット走行って持っていくもの、結構たくさんありますよね。ツナギを始め装備一式とか、工具箱、携行缶などなど。それに加えて、現地で残り作業をするつもりなので、作業に必要な部品なども忘れ物がないかチェックをしていたら、それだけで結構時間がかかってしまいました。それでも一つ忘れたものがあるんですが・・・

さて、用品店で思った部品(必須ではないものですが)が置いてなかったりと、ちょっとがっかりしながら13時ちょうどに現地到着。この日の午後は13時と15時、そしてスタート練習ありの枠が16時、といったように2輪の枠が多い日でしたので、間に合う時間に走れたらよいかといった気楽な気持ちでした。13時到着ということは、1時間ちょっと残りの作業をして、15時枠まで1時間近くゆっくりできます。時間配分的にちょうど良さそうです。
ちなみに当日の天気は写真のようにまだ雲が残ってましたが、15時近くになると晴れ間が出てきて、電光掲示板の影ができる程度には日差しもありました。ちなみに道中では、10時過ぎくらいの名古屋市内は日差しが出てきて、窓を閉めた車の中ではちょっと暑いくらい。ただ、気温は涼しめ(名古屋の最高気温が23.4℃)なので、窓は開けて走っていました。R23で蒲郡に向かっている時は、南の進行方向の先が黒い雲に覆われていて、サーキットの路面はまだ乾いていないかもなぁ、なんて思っていましたが、現地に到着してみるとほぼ全面乾いており、雨の影響は殆どありませんでした。よくある2ヘア周辺の川も、残っていませんでした。


現地ではDucatoさんが15時枠に向けて整備中だったので、お隣に停めさせていただき、車両を下ろして、私も整備開始。ここでKDCさんにお詫び。前の記事でシートカウルの後ろ側が固定できないと書いてしまいましたが、シートカウルが納品された段ボール箱をよく探してみると、緩衝材の影にこのようなステーが入っていました。他の部品に比べて小物だったので、見落としていました。そりゃそうですよね、こんなステーがなきゃ固定できませんもんね。固定できないなんて書いて、とんだ風評被害でした。申し訳ありませんでした。実際は綺麗にボルト穴にはまって、今ではかっちり固定されています。

その後、フロントカウルにスクリーンも取り付け、本体側のステーの位置も微調整し、スライダーもつけて完成したのがコレです。ようやく全体像の写真を撮ることができました。うーん、タンクとフェンダーの緑が浮いてるw でも、タンクもフェンダーも、単体で見るときれいな状態で、わざわざ塗り直しに出すのはもったいないくらいなんです。今後、フロントカウルの「いかにも」な破損修理跡はなんとかしたいので、塗に出す可能性が高いですが、その際に一緒にタンクまで出すかどうかは迷い中・・・。フロントカウルの方を、タンクに合わせたいい塗り方がないかと考えているところです。あくまで黄色ベースにはしたいんですよね。なんというか、私のサーキット走行時のパーソナルカラーみたいに思っているので。
その後、乗り手の方の準備も・・・とツナギを取り出したところで忘れ物に気づきました。ニースライダーです。ツナギの修理に出す際、内部のパッドやスライダーは外して預けたので、戻ってきてから装着し直す必要があるのですが、内部のパッドはお店の人に渡して装着してもらったものの、スライダーは別に保管していたため「後で自分でつけます」と言って、そのままになっていたのでした。スライダーなしでは、うっかり膝を出したときにツナギをこすってしまいかねません。せっかく修理したのにそんなことで穴を開けたくない。まぁ、この日はシェイクダウンで、そんなにガチ走りはしないから、膝を出さないようにすればよいか、と思っていたところ、Ducatoさんが予備のスライダーを貸してくださいました。そこそこすり減らしたけど、捨てられずにそのまま持っていたんだとか。わかるわかる、私もそんな感じの捨てられない部品、自宅にたくさんありますw というわけで、この時間のみ、ありがたくお借りすることにしました。Ducatoさん、ありがとうございました。
そんなトラブルもありつつ、なんとか無事走行開始。5ヶ月ぶりなので、ちょっと緊張します。戻ってきたなという嬉しさと、レーシングスピードでちゃんと走れるのだろうかという不安と。ただ、ひとまずは車両がちゃんと走れるのかの確認目的なので、ペースを上げず慎重に走りました。とはいえ、いろんなペースの方がいますので、追い抜くシーンも出てきます。で、1コーナー進入で追い抜いてしまったので、2コーナーも早く立ち上がって通せんぼにならないようにしよう、と早めにアクセルを開けようとすると、ちょっとリアが滑りました。危ない危ない。5ヶ月も放置していたタイヤなので表面が青くなっているのを忘れていました。ちゃんと皮むきせねばなりません。1分2~4秒くらいで慎重に周回を重ねました。5,6周ほどして一旦ピットイン。オイルを漏らしてないか、冷却水も漏れてないか、確認。大丈夫そうです。ついでにタイヤを確認。実はこの時点で、なんとなくフロントのグリップ感が無いような、グリップを掴みづらい感触がありました。とはいえ、空気圧は正常。リヤがちょっと上昇していましたが、調整可能な範囲。車両としての異常は見られません。なら、車両を信用して徐々にペースアップするか、と再度コースイン。今度は1分を切るか切らないかくらいのペースで10周くらい周回を重ね、「もう攻めてもよいだろう」と判断して、ペースアップ。59秒前半から58秒6に入れて、ようやく「ペースを上げて走ったらこんな感じ」という感触を思い出しました。
58秒6を出して安心し、次の周でピットインして小休憩。実はこの時点でもう体力は限界w バイクでサーキットを走るのって、やっぱりツーリングとは疲労度が全然違います。このあとは消化試合だな、と思いながらこの日最後のセッションとしてコースイン。ただ、単なる消化試合ではなく、確認したいことがあるためでもありました。それが上に書いた「フロントのグリップを掴みづらい感触」の問題。進入時に、なんとなくフロントを潰せていないようにも思っており、それがグリップ感のなさに繋がっているのだろうと思っていました。それを確かめるためにコースイン。で、今度はタイムのことは忘れて、フロントタイヤの感触を感じ、考えながら走る練習。ただ、それが走り込むうちに、タイヤだけの問題ではなく、フロント周りのハンドリング全体の問題に思えてきました。具体的には、S字や1ヘアの進入の際、調子の良い時はバンクしながらフロントブレーキも残しながらハンドルへの荷重も調整しながらハンドル角も調整して・・・といろんなことを同時にしますが、ここでハンドルの切れ角調整が一番重要だと考えています。この切れ角がちょうど良いと、タイヤがいい感じに潰れてくれます(多分、荷重した力の遠心力方向と重力の鉛直方向とのバランスが良くなるから)。これがちょっとでも切れ込むとグリップが破綻しやすくなるし、切れないようにイン側を抑えすぎると当然曲がらなくなります(ただし後者は意外とコケにくい・・・気がする)。こんな感じなので、コーナリング進入時のハンドル切れ角ということに関しては非常に敏感に繊細にコントロールしているつもりなのですが、この日はこのコントロールが上手くできる気がしなかった。ハンドルがすごく不安定なんです。「このくらいの力なら安定する」「もうちょっと切れ角を増やしたい時はこの程度力を抜く」という経験に基づく力の入れ加減が上手く反映されない。すごく敏感に反応して、想定された以上に角度が変わる(気がするw)。それがグリップ感がないと感じている主要因だったように思います。ではなぜハンドルの切れ角が敏感に反応していたのかというと・・・メインキーです。今までトップブリッジに取り付けられていたメインキーを取り外しました。メインキーって持ってみると結構な重さがあります。ハンドルロックのための丈夫な金具も含まれるからでしょうけど、とにかくその重量物がハンドル周りから無くなったわけです。そのような慣性に作用する重量物が無くなったために、ハンドルの動き(切れ方)が敏感になったと考えられます。自分でも初めは「まさか」と思いましたが、以上のように考えると今回の不安定なフロント周りの感触の説明がつくのです。これは意外な発見でした。同じ車両でもメインキーだけでこれだけ感触が変わるのか、と。とはいえ、もうちょっと走り込めば慣れてくるとは思っていますが、今後、完全にレーサー化してヘッドライトを取り除いたりしていくと、その都度重量バランスが変わって乗り味に影響が出てきそうです。これって大変・・・という気持ちもありますが、慣れた車両に改めて新鮮な気持ちで接することができる、とも思っています。特にハンドリングが軽くなると、切り返しが早くなりそうです。そんな感じで今後がまた楽しみになってきました。
来週は土曜日にプライベートな用事があり、日曜日はサーキットが貸し切りなので走れません。とりあえずその間に今日急いで用意したために粗い処理になっているところを微修正して、もうちょっとちゃんとした形で、次回に臨みたいと思います。とにかく、これで「復活」です。皆様、また、よろしくお願いいたします。
※めちゃくちゃ長くなりましたが、今回自分としては新しい発見をしたつもりなので、その考えに至るまでの経緯も含めて詳細に残しておきたいと思ってこんな感じになりました。
24日の夜に激しい雨が降り、その影響で朝のうちはまだ路面がウェット。とはいえ、私はまずスクリーンを留めるためのウェルナットなど、いくつか買わねばならない部品がありましたので、バイク用品店に寄ってから西浦に行くつもりでした。そのため、出発は10時前とゆっくり。ただ、「のんびり」という感じはなくて・・・サーキット走行って持っていくもの、結構たくさんありますよね。ツナギを始め装備一式とか、工具箱、携行缶などなど。それに加えて、現地で残り作業をするつもりなので、作業に必要な部品なども忘れ物がないかチェックをしていたら、それだけで結構時間がかかってしまいました。それでも一つ忘れたものがあるんですが・・・


ちなみに当日の天気は写真のようにまだ雲が残ってましたが、15時近くになると晴れ間が出てきて、電光掲示板の影ができる程度には日差しもありました。ちなみに道中では、10時過ぎくらいの名古屋市内は日差しが出てきて、窓を閉めた車の中ではちょっと暑いくらい。ただ、気温は涼しめ(名古屋の最高気温が23.4℃)なので、窓は開けて走っていました。R23で蒲郡に向かっている時は、南の進行方向の先が黒い雲に覆われていて、サーキットの路面はまだ乾いていないかもなぁ、なんて思っていましたが、現地に到着してみるとほぼ全面乾いており、雨の影響は殆どありませんでした。よくある2ヘア周辺の川も、残っていませんでした。





その後、乗り手の方の準備も・・・とツナギを取り出したところで忘れ物に気づきました。ニースライダーです。ツナギの修理に出す際、内部のパッドやスライダーは外して預けたので、戻ってきてから装着し直す必要があるのですが、内部のパッドはお店の人に渡して装着してもらったものの、スライダーは別に保管していたため「後で自分でつけます」と言って、そのままになっていたのでした。スライダーなしでは、うっかり膝を出したときにツナギをこすってしまいかねません。せっかく修理したのにそんなことで穴を開けたくない。まぁ、この日はシェイクダウンで、そんなにガチ走りはしないから、膝を出さないようにすればよいか、と思っていたところ、Ducatoさんが予備のスライダーを貸してくださいました。そこそこすり減らしたけど、捨てられずにそのまま持っていたんだとか。わかるわかる、私もそんな感じの捨てられない部品、自宅にたくさんありますw というわけで、この時間のみ、ありがたくお借りすることにしました。Ducatoさん、ありがとうございました。
そんなトラブルもありつつ、なんとか無事走行開始。5ヶ月ぶりなので、ちょっと緊張します。戻ってきたなという嬉しさと、レーシングスピードでちゃんと走れるのだろうかという不安と。ただ、ひとまずは車両がちゃんと走れるのかの確認目的なので、ペースを上げず慎重に走りました。とはいえ、いろんなペースの方がいますので、追い抜くシーンも出てきます。で、1コーナー進入で追い抜いてしまったので、2コーナーも早く立ち上がって通せんぼにならないようにしよう、と早めにアクセルを開けようとすると、ちょっとリアが滑りました。危ない危ない。5ヶ月も放置していたタイヤなので表面が青くなっているのを忘れていました。ちゃんと皮むきせねばなりません。1分2~4秒くらいで慎重に周回を重ねました。5,6周ほどして一旦ピットイン。オイルを漏らしてないか、冷却水も漏れてないか、確認。大丈夫そうです。ついでにタイヤを確認。実はこの時点で、なんとなくフロントのグリップ感が無いような、グリップを掴みづらい感触がありました。とはいえ、空気圧は正常。リヤがちょっと上昇していましたが、調整可能な範囲。車両としての異常は見られません。なら、車両を信用して徐々にペースアップするか、と再度コースイン。今度は1分を切るか切らないかくらいのペースで10周くらい周回を重ね、「もう攻めてもよいだろう」と判断して、ペースアップ。59秒前半から58秒6に入れて、ようやく「ペースを上げて走ったらこんな感じ」という感触を思い出しました。
58秒6を出して安心し、次の周でピットインして小休憩。実はこの時点でもう体力は限界w バイクでサーキットを走るのって、やっぱりツーリングとは疲労度が全然違います。このあとは消化試合だな、と思いながらこの日最後のセッションとしてコースイン。ただ、単なる消化試合ではなく、確認したいことがあるためでもありました。それが上に書いた「フロントのグリップを掴みづらい感触」の問題。進入時に、なんとなくフロントを潰せていないようにも思っており、それがグリップ感のなさに繋がっているのだろうと思っていました。それを確かめるためにコースイン。で、今度はタイムのことは忘れて、フロントタイヤの感触を感じ、考えながら走る練習。ただ、それが走り込むうちに、タイヤだけの問題ではなく、フロント周りのハンドリング全体の問題に思えてきました。具体的には、S字や1ヘアの進入の際、調子の良い時はバンクしながらフロントブレーキも残しながらハンドルへの荷重も調整しながらハンドル角も調整して・・・といろんなことを同時にしますが、ここでハンドルの切れ角調整が一番重要だと考えています。この切れ角がちょうど良いと、タイヤがいい感じに潰れてくれます(多分、荷重した力の遠心力方向と重力の鉛直方向とのバランスが良くなるから)。これがちょっとでも切れ込むとグリップが破綻しやすくなるし、切れないようにイン側を抑えすぎると当然曲がらなくなります(ただし後者は意外とコケにくい・・・気がする)。こんな感じなので、コーナリング進入時のハンドル切れ角ということに関しては非常に敏感に繊細にコントロールしているつもりなのですが、この日はこのコントロールが上手くできる気がしなかった。ハンドルがすごく不安定なんです。「このくらいの力なら安定する」「もうちょっと切れ角を増やしたい時はこの程度力を抜く」という経験に基づく力の入れ加減が上手く反映されない。すごく敏感に反応して、想定された以上に角度が変わる(気がするw)。それがグリップ感がないと感じている主要因だったように思います。ではなぜハンドルの切れ角が敏感に反応していたのかというと・・・メインキーです。今までトップブリッジに取り付けられていたメインキーを取り外しました。メインキーって持ってみると結構な重さがあります。ハンドルロックのための丈夫な金具も含まれるからでしょうけど、とにかくその重量物がハンドル周りから無くなったわけです。そのような慣性に作用する重量物が無くなったために、ハンドルの動き(切れ方)が敏感になったと考えられます。自分でも初めは「まさか」と思いましたが、以上のように考えると今回の不安定なフロント周りの感触の説明がつくのです。これは意外な発見でした。同じ車両でもメインキーだけでこれだけ感触が変わるのか、と。とはいえ、もうちょっと走り込めば慣れてくるとは思っていますが、今後、完全にレーサー化してヘッドライトを取り除いたりしていくと、その都度重量バランスが変わって乗り味に影響が出てきそうです。これって大変・・・という気持ちもありますが、慣れた車両に改めて新鮮な気持ちで接することができる、とも思っています。特にハンドリングが軽くなると、切り返しが早くなりそうです。そんな感じで今後がまた楽しみになってきました。
来週は土曜日にプライベートな用事があり、日曜日はサーキットが貸し切りなので走れません。とりあえずその間に今日急いで用意したために粗い処理になっているところを微修正して、もうちょっとちゃんとした形で、次回に臨みたいと思います。とにかく、これで「復活」です。皆様、また、よろしくお願いいたします。
※めちゃくちゃ長くなりましたが、今回自分としては新しい発見をしたつもりなので、その考えに至るまでの経緯も含めて詳細に残しておきたいと思ってこんな感じになりました。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 西浦から無事帰宅 |
当日は見学に行こうか迷ったのですが、
嘉平さんが日曜日走るって気が付いたのがちょうどお昼頃で、13時枠だと間に合わないな〜と思ってヤメました(^_^;)
15時枠出走なら行けば良かったです苦笑
様子見のシェイクダウンで58秒台ならまず問題無さそうですね
ヘッドライト外すとフロント周りが軽くなってハンドリングが変わるってよく聞きますもんね!
重いキーシリンダーを取り外したら何かしらの影響は出ると思いますよ(^^;)
カラーはアッパーとシートにグリーンの差し色を入れるか、逆にタンクに差し色を入れればもうちょいまとまると思いますよー!(*´∀`*)
俺もそろそろなべさんと走る予定なので
次の走行辺りで一緒になりそうですね( *^艸^)
長文を読んでいただき、ありがとうございますw
お時間があったなら、遊びに来ていただきたかったですねw
私は走行終了後もしばらくダラダラするタイプなので、
走行時間には間に合わなくても捕捉できる可能性は高いですよ!
お休み中、CBで何度か峠道は走りましたが、
セパハンの675は久しぶりなので、走りを思い出せるか不安でした。
58秒台なら及第点かな、とホッとしています。
ですが、ハンドリングの変化には戸惑っているので、この上のタイムは、しばらく出せない気がします。
カラーについては、やっぱり差し色でタンクとアッパーを相互に馴染ませる手法がありのようですね。
と言っても、そういうセンスは私には皆無なので、良い題材があれば参考にしたいです。
当面楽しみながら悩んでみます♪
次はなべさんと3人でランデブーですね!w