10月11日西浦

先週の話ですが、西浦の会員レースに刺激を受けて走りたくなったので、走ってきました。

10日の土曜日は一日雨が降っていたのですが、翌日の日曜日は晴れ。気温も最高気温が28.8℃と、ちょっと季節が戻った感のある一日でした。そんな中、11時枠を予約。9時枠は前日の雨が残っていて路面がウェットじゃないかと思ったので11時にしたのですが、9時枠を走った人によると9時で既にほとんど乾いていたとか。とはいえ、R23の幸田芦谷ICを降りたところ(北側の日陰)は完全に濡れていたし、なかなか乾きにくい環境(夏ほど日差しや気温が期待できない)なのは確かでしょう。

さて、当初は土日ともに雨予報だったので諦める人は多いんじゃないかと思っていましたが、少し早めの9時半に現地に到着したら9時枠の人でピットがほとんど埋まっていました。ぱっと見た感じ、間借りをお願いできそうな知り合いも見当たらなかったので駐車場に店を広げようかと諦めかけた時、スミちゃんをピットで見つけました。9時枠を走っていたのだそうですが、11時枠も走るから同じピットに置かせてもらえることになりました。有り難かった。

その後、ちょうど隣のピットの方が9時枠の後に帰られたので、そこを使わせてもらうことに。急いで移動してウォーマーをつけましたが、この日の気温からするとすぐに温まってくれたので、時間的には余裕でした。ええ、余裕はあったのですが・・・スミちゃんや、一緒に走られていたKさんと話をしていたら走行前写真を撮るのを忘れていました。いつも撮ってる空模様とか、「準備完了！」な写真とかを撮り忘れ。左の写真は実は走行後の様子ですが、「顔出写真撮って！」と言われたので載せてみましたｗ　ホントお調子者ですが、おかげでいつもピットでのトークを楽しませてもらっています。

さて、そうこうしているうちに11時になり、走行開始。9月22日に鈴鹿ツインを走っているとはいえ、西浦は車検を通す前の8月9日以来。丸2ヶ月ぶりなので、慎重にスタートしました。初めの3周のウォーミングアップ走行も追い越しせずに周りに合わせて周回。イエロー解除後に1分1秒くらいで走ってみますが、特に不安なし。8月の走行時はタイヤが終わっていたのに対して、今回はツインを約1時間分走っただけの、2時間目タイヤ。溝も十分残っていますし、グリップ感も十分。なるほどこれは行けそうだ、と思ったところへ・・・イエローから赤旗。グラベルに出てしまった人がいたようです。赤旗解除後、待機していた人が一斉にコースインしたので、かなりの混雑。それをかき分けて走っているうちに、Vガンマ～君がレース用のS1000RRの慣らしをしているところに追いつきました。
以前の森さん@V4Rほどじゃないけど、高いギヤでスムーズに走っているところを後ろで観察・・・というよりも結構必死で追いかけたところ、実質クリアラップになり、この日のベストが出ました。正直、59秒を切ったのはこの周と58秒7の周が1回あったのみで、それ以外は59秒から1分フラット。クリアラップがなくてちょっと走りづらかったのはありますが、調子が良かった時はそんな環境で58秒前半や57秒台で周回できていたのですから、まだまだという感じです。ただまぁ、58秒を切れたというのは、ちょっとだけ自信が取り戻せたかな、とも思っています。

走行後のタイヤ。ちょっと光が足りないのか解像度が悪いですが、フロントは比較的さらっとほぼ端まで使えている状態。リアは左の2/3のあたりが少し荒れた感じ。西浦では左が削れやすいのは承知の上ですが、単純に減っているだけじゃなくて減り方が雑なのが気になりました。アブレーションとも違う、ちょっと表面(の該当箇所)がザラザラした感じ。ちょっと空気圧が微妙に合ってないのかもしれません。とりあえず、西浦はリアタイヤに厳しいコースだと再確認しました。

走行後、Vガンマ～君にアドバイスもらいましたが、ラインはtoritonラインに似ていて良い感じだが、「コーナー進入後、クリップ前後までブレーキを残しすぎ」という指摘が結構刺さりました。ミドル(進入)-イン(進入～向きかえ)-イン(クリップ)-ミドル(立ち上がり)みたいなラインを狙っているのですが、進入～向きかえのタイミングで「進入の際の減速するための強いブレーキ」を向きかえのタイミングまで残しているのが良くない、ということです。要は現在のところブレーキを「強」と「リリース」の2種類の強さでしか使っていなくて、理想はリリースの前に「弱」で引きずるのを使わないといけない、と。減速するためのブレーキ＝「強」、向きかえのためのフロントタイヤを押し付けるためのブレーキ＝「弱」というように使い分けができれば、もっと脱出速度を稼げるようです。このアドバイスは少し思い当たるところがあって、自分の中ではブレーキの強弱という考え方ではなく、「進入時に適切と思われる箇所で減速しきれておらず、少し先まで減速し続けている」と感じていたのです。その「減速し続けている」のをVガンマ～君には「強」のブレーキを残しすぎていると見られたのでしょう。多分、この対処法としては「現在の感覚(間隔？)よりも1m手前で狙った速度に減速する」だと思っています。それで、減速し切った後の1mは「弱」ブレーキを引きずりながらタイヤを押し付け続けて、1m後にリリースして向きを変える、ってことになると思います。いずれにしても、「強」ブレーキを残しすぎている最大の理由は狙ったポイントで狙った速度まで落としきれていないから。なら、狙ったポイントの1m手前を目標に設定しなおせばうまくいくのではないか、と考えているわけです。そう簡単にうまく行かないから難しいんですがｗ　でも、自分の中でもやもやしていたのがVガンマ～君の指摘で問題点が明確になってきたので、今後の対策が見えてきた感じです。この対策でどれくらいタイムが上がるのかはわかりませんが・・・1秒以上は縮めたいなぁ。

そんな感じで、ピットでは楽しく、走りでは問題点を明確にできた一日でした。また次回走りたくてウズウズしてますが、またしばらく都合がつかない週が続くんですよね。ホント、今年はコロナのみならず、自分の都合とサーキットの走行枠が合わないなど、徹底的に走行枠運が悪い年だという印象です。でもそればっかりは仕方ないので、地道に練習を重ねて以前のペースを戻さなきゃですね。冬、頑張ろう。