12月27日 鈴鹿フルコースライドオン

もう、年が明けたどころか2月も一週間を過ぎました。1ヶ月以上も元祖魔王様の記事がトップにあったので、いい加減周知されたことと思いますｗ　で、そろそろその他のネタも書く余裕が出てきたので、年末からのバイクネタを徐々に書いていこうと思います。まずは12月27日のフルコースライドオン。

年末だというのに鈴鹿くんだりまで行って走ってきたのです。ライドオン絡みで前から言っていると思いますが、ライドオンは基本的に平日(月～木)にしか枠は取られません。金・土・日はレースが入ることが多く、それ以外でもレース車両のみの枠になるために、ナンバー付き車両で走るライドオンは平日のみなのです。しかし平日に簡単に休めない私には厳しい日程。それでもライドオン会員を続けているのは、年2回ほど平日が休みやすい時期があるという個人的事情と、年末やオフシーズンなどにたまに休日枠があるおかげ。この休日枠はたいてい東コースなのですが、今回の年末はフルコースの枠が設定されていました。ええ、今回は予約受付開始と同時に申し込みましたよ。夏の失敗は繰り返しません。

とは言え、何故12月27日という日曜日でもライドオンの枠が取られたかというと・・・やっぱり寒いからなんでしょうね。確かにめちゃくちゃ寒かったし、天気も怪しいという最悪に近いコンディションでしたが、とりあえず走って、無事帰ってきました。

こちらが当日の鈴鹿(亀山)の気温、降水量と、日照時間。この日は14時頃と16時頃(15時40分くらいだっけ？)にFROC-Eの枠がありました。朝じゃないからちょっとは気温も上がってコンディションもいいかな・・・と思って期待して予約したんですが、実際は全然。気温は8℃。10℃を下回ったら路面グリップは急激に悪くなる、と思ってます。でも気温以上にひどかったのは、日が照っていないこと。日照時間は見ての通り。16時前の枠ならあるいは・・・というようにも読み取れますが、年末の16時って、もう日は傾いています。鈴鹿のコース上ではそこらじゅうで影。15時30分過ぎてから日が出始めたのは現地でも見ていましたが、「いまさらだよね～」としか思えませんでした・・・

さらにさらに。当日9時と10時の雨量情報がこんな感じ。(14時枠ということで現地に13時前に到着できればいいか、と思って、家を出たのは10時半だったので、こんなスクリーンショットも撮れたのです)　前日夜から雨だったんです。三重県だけｗ　名古屋の方では結構日差しもあったので、朝起きた時は「お、いい天気だし、気温は低くても結構コンディションは良い方かも？」なんて思ってたんですが、天気情報を見て、この雨雲情報を見てがっくり。それでも予約したんだから行かないわけにはいきません(当日キャンセルはキャンセル料をとられるので)。でも、正直9時時点の空が10時以降も続いていたら、キャンセル料払ってもいいかなって思ってました・・・

実際、宝神交差点の空が一番左。林崎町の交差点あたりの空が真ん中。中勢バイパス稲生町西IC直前の空が一番右。勿論、移動に要する時間分だけ空が変わる可能性もありますが、それでも一番左の空の下で出発して、三重県に入るとどんどん空が暗くなっていくのは・・・憂鬱でした。それに真ん中の写真をよく見ればわかりますが、フロントガラスに雨が数滴落ちています。これを発見した時は「ついに来てしまったか！」と思いましたね。幸い、その後は一滴も落ちてきませんでしたが。

で、12時30分ごろ到着。だいたい計算通り。とは言え、宝神も川越も四日市も比較的空いていて、渋滞には捕まらなかったのに約2時間かかりました。これは制限速度前後で流れていたからで、逆に言うと鈴鹿まで1時間半で到着しようとすると、制限速度以上で流れていないとダメってことかもしれません。今後は鈴鹿までは2時間かかる、1時間半では到着できない、と肝に銘じておこう。

さて、現地到着した時の、ポスト方向南東の空(左)と最終コーナー方向北西の空(右)。ちょっと期待が持てそうな空になってきた・・・？と思わせておいて、北西の空が暗い。ピットから見て北西って、だいたい西コースに当たります。東は晴れていても西は曇っている、みたいなコンディションといえるかも？いずれにせよ、日差しがずっと照っていたわけでもないから路面温度は全然上がっていません。路面グリップには全然期待できない、と自分に言い聞かせ、「慎重に、とにかく慎重に」ということだけ考えていました。

そんなわけで・・・車両準備完了ですが、走行券は02枠(14時枠)のみ。04枠も予約していましたが、空と自分のコンディションがどうなるか読めなかったので02枠のみの購入としました。ちなみに、ライドオンは「その日1枠でも走れば、その他の予約枠のキャンセルは無料」というシステムがあります。予約を取りたくても取れなかった人には迷惑かもしれませんが、保険をかける意味でこういう予約の仕方をしました。でも実際、フルグリッドではなかったようなので、予約を取りたくても取れない人、ってのは居なかったようですが。また、鈴鹿は西浦のような音量規制がないのでバッフルは外してます。バッフルを外して初めて図太い音になるんですよね。この時の音は明らかに2気筒とも4気筒とも違う、3気筒独特の音、って感じがします。

さて、そんな感じで14時に走行開始！ といっても初めの2周はウォーミングアップを兼ねた先導走行。タイヤが冷えるから先導走行は走らない、って人も居ますが、私はコース状況の確認のためになるべく走るようにしています。とは言えこの日は・・・私の前を走っている人が何故か遅い。あれ？FROC-Eだよね？このクラス・・・なのに先導走行にもついていけずどんどん離れていっちゃってます、この人。ただでさえ冷えるのに、これじゃぁもうウォーマーの意味もなくなっちゃう！　けれども先導走行で追い抜きはご法度。ルールはルールなので、後ろで我慢しつつ、余裕のあるところではできるだけ急加速急減速をして前後タイヤに負荷をかけます。が、多分焼け石に水だっただろうなぁ・・・（ちなみにこの人、1月10日の東コースライドオンではBasicクラスを走ってました。何かでクラスを間違えたのかもしれませんね）

そんな感じの微妙な先導走行が終わり、一旦ピット・インしてから、改めてコースイン。先ほどの遅い人もピットに入らずにそのまま列に並んでコースインしてますが・・・流石に走行開始後は遠慮なくS字進入で追い抜き。でも、左に倒してアクセルを開けようとした瞬間にリアがズリッ！ やばいやばい。やっぱりタイヤ冷えてた。しかもブリーフィングでよく注意される3コーナー。コースインしてから最初の左コーナーなので、左だけ冷えていることがあって、3コーナーで飛ぶ人が少なくない、というのを身をもって体験しました。ただ、幸いな事にこれらの可能性は頭にあったので、無理な体勢でもなかったため、ちょっとびっくりしたくらいで済みました。その後はタイヤを暖めることを考えながら無理しない程度に走行。自分の中では2分45～50秒くらいのペースだったと思ってますが・・・速い人はそういう私を追い抜いていきます。とは言え、選手権クラスのめちゃくちゃ速い人でもなかったようで、まぁそれなりについていけます。直線部分で排気量なりに離されますが、ヘアピンなどで追いついて、という感じ。で、スプーンを立ち上がって裏ストレート。やっぱり排気量なりに離されます。「おー離れていくな～」と思いながらも一応こっちも全開。130Rが見えてきて、「流石に1周目の温まってないタイヤでいつもどおりの速度で進入したら滑りそう」と思ったので、いつもは50m看板を目標にするところが、今回は100m看板手前からブレーキング・・・ブレーキｎ・・・と思っている時に前方で火花！ 先ほど追い抜いていった方が転倒滑走。一瞬釣られそうになりますが、早めに減速していたので問題なく130Rを曲がれました。が、横目で見たその転倒車両はグラベルを超えてスポンジバリアの上に乗り上げてたみたい。そしてそのまま赤旗・・・。

はっきり言って、「やっちゃダメだ、気をつけろ、気をつけろ」と朝から何度も自分に言い聞かせていたことを目の前で見てしまいました。転倒した人には失礼な言い分ですが、その転倒があったおかげでその日の路面状況のヤバさをはっきり認識することができました。良い反面教師になった、というか。「もう、こりゃ無理しちゃあかん日や」と。

赤旗解除後、走行再開されたんですが、赤旗の時間分延長してくれる太っ腹ｗ　なので本来の時間内に走れる周回数(8周ほど)だけ走ることができました。とは言っても目の前で転倒を見た後ですから、正直ドン引き。インラップ後の正規に計測された1周めは2分44秒、次が39秒、次が41秒と、ちょっと慎重に走ってました。4周目からは流石にタイヤも温まっていると感じてきて、ちょっと頑張ってみますが、上の写真のように37秒止まり。8月の時のように35秒は出ませんでした。が、これが今の実力かどうかはなんとも。やっぱりちょっと引いて走っていたのは否めません。もうちょっとコンディションが良い時に改めてアタックしたいですね。走行後のタイヤは・・・変な減り方もしていないものの、綺麗に溶けた感じでも無し。溶けずに路面をなぞっていたという感じでしょうか？

その後、04枠直前の空はこんな感じで、雲はなくなって日差しが見えてきました。ですが、上に書いたとおり、コース上はスタンド等の影になっているところが多く、路面温度は日差しの割に期待できません。むしろ西日が眩しいかも(デグ1の進入やヘアピン立ち上がりなど)。やはり冬に16時前後の走行は怖い・・・そう思ったので、04枠はキャンセルしました。02枠で気持ちが萎えたのも理由の一つですね。実際の04枠をストレート脇から眺めていましたが、転倒こそなさそうだったけど、速そうな人でも2分30秒前後のようなので、抑えて走っていたのだと思います。片付けをしていて気が付きましたが、やっぱり年末の16時は影が長い。この長い影を見て諦めてよかったと思っています。こんな年末にこけたくないですからね。フルコースは次いつに走れるかわかりませんが、次はコンディションの良い時に、タイヤもできるだけフレッシュな状態で35秒切りに挑戦したいですね。