ウズマニーブ活動日記

ラトビア共和国に伝わる伝統音楽を演奏する日本初のユニット、ウズマニーブ/UZMANĪBUの活動日記です。

Latvian folk music

須磨寺前商店街 秋の演奏会 2023に出演しました。

2023年10月05日 | ライブレポート
先週末、須磨寺前商店街で開催された秋の演奏会 2023に出演しました。
地元密着のお祭りで、ほのぼのとした楽しいお祭りでした。

トップバッターは西須磨はつらつスポーツクラブの皆さんによる須磨一弦琴の演奏でした。
兵庫県無形文化財の須磨琴は弦が一本しかありません。
クアクレ奏者&須磨が地元の身としては、いつか弾いてみたい楽器です。


商店街ではヨーヨーすくいなど色々な屋台も出ていました。
地域の子ども達も出店していて微笑ましかったです。


ウズマニーブは20分程演奏しました。
途中、フォークダンスも軽く取り入れましたが、一緒に楽しんでくださる方々もいて嬉しかったです!
多くの方にご覧いただきありがとうございました。


セットリストはこちら。
1. Augškojenieku polka
2. Pankūkas
3. Ar vilciņu Rīgā braucu
4. Manai dzimtenei 
5. Cūkas driķos
アンコール Mugurdancis

ウズマニーブは次回は11月に大阪で演奏予定です。
平日になりますが改めてお知らせいたします♪
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ライブ出演のお知らせ:秋の演奏会 2023@須磨寺前商店街

2023年09月08日 | ライブのお知らせ


地元須磨のお祭りにお呼びいただきました。
晴れますように~!

須磨寺前商店街 秋の演奏会 2023

ライブ演奏のほか、スーパーボールすくい、たこ焼き、的あてゲームなど楽しいイベントがたくさん♪

日時:2023年9月30日(土) 13:00-18:00
会場:須磨寺商店街 喫茶がんちゃ前
主催 須磨寺前商友会

※観覧無料
※ウズマニーブの出演時間は15:30~20分程度の予定です。

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4年ぶりにラトビアへ行ってきました。

2023年06月23日 | その他
5月下旬から3週間、ラトビアで過ごしました。
待ち焦がれたラトビア、その滞在記録です。

前回のラトビア訪問は2019年夏。
その後4年も行けなくなるなんて思いもしませんでしたが、ついに何度も何度も夢に見たラトビアへ。


寝ている間に北極圏を通過。機内で証明書をもらいました。
関空にフィンエアーが戻ってきたので一時を思うと移動はラクですが、それでもロシア上空を回避するので関空→ヘルシンキ間は約13時間。


ヘルシンキで乗り継いでリガへ。
ラトビアがついに見えてきました!
機内から涙があふれ、嗚咽しながら降り立ちました。


アパートへ向かう道。
機内ではあんなに泣いたのに変わらぬ風景に空白の4年が嘘のように思えました。


初日はアパートの暮らしを整えてからチラリと旧市街を散策しました。


翌日から精力的に活動しました。
ラトビアで合唱指揮を学ぶ山崎さんに美味しいカフェを教えてもらい、ティータイム。
色んなお話しをしながら近い将来何か一緒にできたらいいなーという話題も。実現を目指します!


何度も来日しているMONSTAファミリーのお宅へ。
家族ぐるみのお付き合いで、コロナ前は何度も一緒にライブをしたMONSTA。再会できて涙、涙でした。
涙が乾くと奥様の手料理で舌鼓。ヘラジカ肉のパンケーキとルバーブのケーキ。本当に美味しかった!
4年の時を埋めるべく色んな話をした夜になりました。
コロナ直前に企画していたワークショップ兼コンサートは流れたままなので、来日した折にはまた何か計画したいです。




久しぶりにクアクレ職人さんの御自宅へ。
時間をかけて試し弾きさせてもらって慎重に新しいクアクレを選びました。


音楽鑑賞もたくさん楽しみました。
まずはZIEDONIS – 90/ Raimonds Pauls & Daumants Kalniņšのコンサートへ。


ラトビアで尊敬を集めるのは音楽家や詩人です。
その中でも最も敬愛されている詩人の一人故Imants Ziedonis生誕90周年を祝うコンサートでした。
彼の詩に″生きるレジェンド″Raimonds Paulsが作曲した音楽をライモンズ・パウルス自らが伴奏し、ボーカルDaumants Kalniņš、ロックなバックバンド、合唱団Solaも参加しての胸熱な内容のステージでした。
全てが素晴らしいパフォーマンスで、美しい楽曲にロックなテイストが加わり何とも良い夜になりました。




ライモンズパウルスの演奏は遠目でしか見たことがなかったのですが、近くで見ることができその凄まじい演奏に感動しました!!!
今年は5年に一度の「歌と踊りの祭典」が開催されますが、私は本当に残念ながら行けません…。
でもMCで「これは小さな祭典です」と言ってくれて、観客も一緒にみんなで歌ったりできて、祭典のかけらを感じることができたのでとても嬉しかったです。


鉄道でJelgavaへ。




目的はラトヴィーテさんのクアクレのレッスン。4年ぶりの再会でした。
この4年のことをお互いに話してからレッスンは始まりました。
クアクレを習い始めて10年、最初のレッスンから綴られた記録をきちんと持っていてくれて嬉しかったです♪
教わったのは民謡7曲。知らなかったテクニックも教わりました。
そして何よりもラトビア民謡、伝統音楽、クアクレの心に触れることができました。
日本でもずっと練習はしていましたが、やはりラトビアに来て、民謡やクアクレのプロフェッショナルに教わるのとは全く違うことを痛感。
とてもとても充実した時間でした!


ラトヴィーテさん初のソロアルバムをもらいました。ずっと聴ける素晴らしいCDです!


毎年6月第一週末はラトビア野外民族博物館で民芸市 -Gadatirgus- が開催されます。
ラトビア全土から職人さんが集まる手仕事の聖地です。




お買い物以外での最大(?)の目的はフォークロアグループVilkačiのステージでした。
今回の滞在期間には私の好きなフォークロアorポストフォークロアグループがどこもコンサートをしないのでどうしても聞いておきたかったステージです。
クアクレ、バグパイプ、太鼓などの音色とともに素朴な民謡が逞しく響く大好きなバンドの一つなのです。
誰よりも早く着席してかぶりつきで見ていたのですが、民芸市のあった二日間だけ冬のような寒さ・・・。
雨も降ってきて身体が冷え切ったので途中で退場しました…。健康第一なので仕方ないけど残念無念でした。。。


Sinfonietta Rīgaの今シーズンのクロージングコンサートを聴きに大ギルドホールへ。




開始前に軽食。内部も美しいホールです。


本当に凄まじいコンサートでした!!!
前半は時に難解な楽曲をそれぞれのパートがまるで一つの楽器かのような見事なユニゾンで響かせ、後半はこの世代を代表する世界的ピアニストの一人ベフゾド・アブドゥライモフを招いての演奏。
あまりに素晴らしいコンサートにノックダウン、夢見心地で帰宅しました。


アンシスさんのクアクレレッスン。
色んな奏法を取り入れたく、まだやったことのない技法を教えてもらいました!
今回のレッスンではぎこちなかったけど練習あるのみです。
クアクレ奏者として一皮剥けることをここに誓います!!!


鉄道でいざĶegumsへ!


駅からは車で水力発電のダム湖にかかる橋を渡って・・・


到着したのはこちら。
フォークロアグループGRAUDIの練習に参加させてもらいました。


私の存在を知ったメンバーの方がコロナ前に声をかけてくださっていたのですが渡航できず4年経過…。
ついに参加できました!
民謡を歌ったり、クアクレで夏至の歌の伴奏をさせてもらったり、歌に合わせて太鼓を叩かせてもらったり、フォークダンスを踊ったりと、本当に心が躍り、温かくなりました。








練習の途中で皆さん真剣に「夏至祭のお祝いに何をするか」「何を歌うか」などを、時々冗談を言いながら話し合っている姿がたまらなく可愛らしかったです。
夢のような時間を噛みしめながら帰りました。


オペラも鑑賞しました。
シーズンオフですが、リガのオペラ座では例年この時期にオペラフェスティバルが開催されています。


演目はアドリアーナ・ルクヴルール/adriana Lecouvreur でした。


幕が上がる直前にアナウンスが流れ、全員起立するとウクライナ国歌が演奏されました。
身震いする思いでした。


正直言ってオペラのことは詳しくなくて、ラトビア滞在時に見に行く程度です。
美しいオペラ座を見たいこと、着飾ってオペラの夕べを楽しんでいる皆さんの様子が好きなこと、そして何より人の歌声に圧倒されたくてリガに行くと毎回足を運んでしまいます。
この日も演目が悲劇とあって、その歌声に酔いしれてきました。人の声って本当に凄い!!


フォーダンスグループAČKUPSの結成72周年コンサートへ。


ラトビアにはこのような伝統舞踊のグループが数えきれないほどあります。
あー、本当にラトビアのフォークダンス、この世界観が大好きです。


歌と踊りの祭典に向けて開催されたクアクレアンサンブルのコンクールへ。


会場は小ギルドホール。私がラトビアで一番好きなホールです。
(左が大ギルドホール、右が小ギルドホール。)




お目当ては昨年11月に来日して美しい歌声を聴かせてくれたマルタ・ルイーゼ・カンパレさんが所属するBALTI。
美しさと迫力を兼ね備えたアンサンブルで本当に素晴らしい演奏でした!


マルタさんとも再会できてとても嬉しかったです♪
その後の結果発表によると見事にグランプリに輝いたそう。おめでとうございます!!!

帰国前日、旧市街を見納めてから・・・


自由記念碑ミルダ像にご挨拶をと思って通り過ぎようとしたところ、大変な瞬間に立ち会うことができました。


突然バグパイプの音色が???と、その方向を見ると凄いメンバーが集まっていました。


クアクレの第一人者ヴァルディス・ムクトパーヴェルスさん、その兄弟でラトビアのポストフォークロア音楽を牽引してきたマーリス・ムクトパーヴェルスさん、国宝級のクアクレ及びバグパイプ職人であり音楽家でもあるエドゥアルヅ・クリンツさん、他多数の大物フォーク音楽家の皆さんがそこに!
私にとっては神々の集いです!!!
神々なのにとてもフレンドリーで親切で私の事も知っていてくださるので皆さんと数年ぶりに感激の再会を果たせました。

なぜここに?と質問したところ、6月6日に鬼籍に入られたリーヴ人にして偉大な民俗学者Helmī Stalteさんの葬列がまもなくやって来るとのことでした。
中央がリーヴの旗です。。


ヘルミーさんの存在は存じ上げてはいましたが、故人を偲ぶ人の多さに改めてその偉大さが分かりました。


ラトビア民謡、リーヴ民謡、そしてラトビア国歌の斉唱とともに見送られていました。
ラトビアとリーヴ人の皆さんにとって重大な日に(勝手に)立ち会うことができ、歴史の証人になった気持ちになりました。

ラトビア最後の夜。日の入りは22:20位で日の出は4:30位。
夏至まで一週間ほどなので午前中0時でも真っ暗になりません。


いよいよ出国の日。アパートの掃除をしてから出発。
MONSTAが空港まで送ってくれました。ラトビアか日本での再会を誓いました。


ラトビアを離れ、ヘルシンキを経由して帰国の途へ。


行きは北極を通過しましたが、帰りは南回りでした。


ラトビア到着当初は4年ぶりの感動が都度巻き起こりましたが、すぐにずっとこんな日常だったかのような錯覚に陥りました。
実り多き夢のような日々に本当に胸いっぱいです。
このような時間を支えてくれたラトビアの皆さん、そして家族に本当に感謝しています。

実は今回の渡航直前にとある人気スポットからクアクレのコンサートのオファーをいただきました。
先方の希望する日程が帰国後の日にちだったので実現しませんでしたが、久しぶりにラトヴィーテさんやアンシスさんのレッスンを受けてその演奏を間近で見ると、実現しなくてよかったなぁと感じました。
いつかクアクレの本場で演奏できるよう、一つ高みへ登れるよう、研鑽を積みます。
(10年くらい前にラトビアで演奏したことがあるのですが、ジャパンデーみたいなイベントでお遊戯レベルのお披露目でした。)

今回のラトビア滞在で自分で自分を誉めたいことのベストワンはラトビア語の上達なのですが(文法はかなり怪しい・・・)、ラトビア語のおかげで更に新しく深い世界が広がったように感じています。
クアクレの練習と並行して引き続きラトビア語の勉強も頑張ります!
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『ラトビア歌の祭典150周年記念公演 ラトビア音楽の夕べ 2023』に出演しました!

2023年05月06日 | ライブレポート
先日、合唱団ガイスマさんにお招きいただき『ラトビア歌の祭典150周年記念公演 ラトビア音楽の夕べ 2023』に出演させていただきました。
会場の豊洲文化センターホール。素敵なホールでした!


ガイスマさんは日本で唯一(恐らく世界でも唯一!)のラトビアの合唱曲専門の混声合唱団で、今年開催される「歌と踊りの祭典」出場を目指されています。


第一部はガイスマさんのステージ。
ラトビアで愛唱されている合唱曲、今年の祭典のために作曲された新曲が披露されました。


第二部がウズマニーブのステージ。
厳選した民謡8曲を演奏しました。
【セットリスト】
1. Saulīt, mana krustamāte
2. Šūpojiesi, tautu meita
3. Ai, Jānīti, Dieva dēls
4. Koklītes koklēja
5. Ar vilciņu Rīgā braucu 
6. Sidrabiņa lietiņš lija
7. Pie Dieviņa gari galdi
8. Cūkas driķos


第三部は再びガイスマさんのステージ。
名曲ぞろいのセットリスト!
ガイスマさんの歌声で心はラトビアへ。自然と涙がこぼれました。


そしてそしてアンコールはウズマニーブも伴奏で参加させていただき全員で「Pūt, vējiņi」を。
指揮を振るのは合唱指揮の勉強でラトビアに留学中の山﨑志野さんでした。


ウズマニーブとしてしっかり演奏できたこと、関西で何年も前からご縁のある新進気鋭の指揮者・山崎志野さんの指揮で演奏できたこと、ガイスマさんと共演できたこと、お客様がとても温かく大きな拍手を送ってくださったこと、会場全体がラトビアへの愛情で包まれていたこと・・・、本当に胸いっぱいになりました。

このような舞台にお招きいただき、ガイスマや関係者の皆様、本当にありがとうございました!
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!!

終演後にガイスマ指揮者の佐藤拓さん、山崎志野さんと記念写真をパチリ。


おまけ。
ウズマニーブは来年結成10周年を迎えます。
2-3月頃に何か記念コンサートをしたいと思っていますのでよろしくお願いいたします!
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コンサートのお知らせ:ラトビア歌の祭典150周年記念公演 ラトビア音楽の夕べ 2023@豊洲文化センターホール

2023年04月04日 | ライブのお知らせ


今年150周年を迎える『歌と踊りの祭典』は、5年に一度に開催されるラトビアが誇る祭典で、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されています。
15,000人以上の歌い手が何時間もステージに立つ、ラトビア人のアイデンティティの結晶のような祭典です。
ガイスマは、2009年に設立された、日本で唯一(恐らく世界でも唯一!)のラトビアの合唱曲専門の混声合唱団。
2013年、2018年と連続で祭典にも参加され、今年の参加も目指されています。
今回の歌の祭典で歌われる予定の曲目を披露されるガイスマさんのコンサートにウズマニーブもゲストとしてお招きいただきました。
ラトビアの音楽の世界をどうぞお楽しみください!


ラトビア歌の祭典150周年記念公演 ラトビア音楽の夕べ 2023

日時:2023年5月1日(月) 開場18:45 開演19:15
会場:豊洲文化センターホール (東京都江東区豊洲2-2-18 豊洲シビックセンター5F)
料金:全席自由 2,000円
主催:日本ラトビア音楽協会 合唱団ガイスマ
連絡先:gaisma141@gmail.com

日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマ(GAISMA)
指揮 佐藤拓
ピアノ 坂本雅子
(ゲスト)ラトビア音楽ユニット ウズマニーブ

※イベント詳細やチケットの入手につきましてはコチラをご覧ください。
※チラシのPDFファイルはコチラです。

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