福島 木の家 株式会社氏家
先日、とあるところで聞いた話しです。
「換気するのに、窓を開けないとダメです」
と言われたとのことで、
「うちは２４時間動いている換気扇があるから大丈夫です」
と答えたそうです。
すると、ダメだと言ったその人は、
「そういう家でも窓を開けないとダメです」
と言ったそうです。
換気扇の効果は、よくタバコに例えられます。
愛煙家の方は、よくご存知だと思いますが、
そのタバコに穴を１つでも開けると、
とても吸いにくくなってしまいます。
気密性の高い家であれば、
窓を開けることによってそれが穴になってしまい
当然、きちんと換気できなくなってしまうというわけです。
家の気密性が大切だというのは、歴史が浅く、
２４時間換気が義務付けされた平成１５年７月あたりからですが、
高性能住宅の重要な性能の1つにも関わらず、
まだまだ知られていないのだなと思いました。
建築に携わる人中にも、
「中断熱、中気密が良い」
と公言されている方もいらっしゃいます。
しかし、中途半端にやると、結露の原因となって
家がダメになってしまうので、
断熱、気密は
ものすごく、きちんとやるか
全くやらないか
どちらしかないと思っております。
ただし、２４時間換気扇がついていても、
気密がよくなければ、
うまく換気できてないはずなので、
注意が必要です。
ところで、自分の家の気密が良いかどうかの実験は簡単です。
お風呂と台所の換気扇を最大出力で回して
玄関ドア（引戸であれば勝手口）を外から開けて
子どもが開けられなければ、
気密性が高い家なので、
気になる方はぜひ、試して欲しいものです。
