
バレンタイン・デイが近いので、
それにちなんだ曲をひとつ。
ある男子中学生の身に起きた
バレンタイン・デイの悲劇を、
楽しく軽やかなラテンのリズムで歌います。
歌詞は、もろ実話なんですよ。
今を去るン十年前、
その事件で心に深い傷を負った彼は、
その後、
人の心の痛みを表現する職業につきました。
すなわち、ミュージシャンになったのです。
そして今日に至ってます。
ハッピー・バレンタイン
作詞作曲MARI
誰が始めた バレンタイン・デイ
よくまあ飽きずに 毎年毎年
だけどOK 義理チョコOK
ギリギリOK ぶっちぎり!
中学2年 2月の放課後
あの子が言った 裏庭に来てね
動悸をおさえ 平気な顔して
向かう足取り かくしても軽やか
まぶしい笑みで 立ってたあの子
リボンの包み オレに押し付け
お願いこれを 田中君に渡して
お願いこれを 田中君に渡して
あなたはあなたは 彼の親友でしょ
誰が始めた バレンタイン・デイ
よくまあ飽きずに 毎年毎年
だけどOK 義理チョコOK
ギリギリOK ぶっちぎり!
ムリヤリ笑い オレは言ったのさ
きっと渡すよ 田中のヤツに
部活の後に なると思うけど
それでいいだろ いま忙しいから
うなずくあの子 身をひるがえす
うしろ姿を 見送るオレは
いったいなんと 言えばよかったのだろ
いったいなんと 言えばよかったのだろ
田中は田中は オレの親友だし
あの子の言葉 シャイな少年の
ガラスのハート 粉々にした
お願いこれを 田中君に渡して
お願いこれを 田中君に渡して
いったいなんと 言えばよかったのだろ
お願いこれを 田中君に渡して
田中とオレとは 田中とオレとは
田中とオレとは ずっと親友だし
誰が始めた バレンタイン・デイ
よくまあ飽きずに 毎年毎年
だけどOK 義理チョコOK ギリギリOK ぶっちぎり!
「え、こんな豪華なチョコ オレに マジで?
ウッシャー!」 ♪ぶっちぎり
あの時の心の傷は、
今でもかすかに疼くのか
ただ想い出として懐かしいのか、
今度聞いてみましょうか・・・。
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