里山コスモスブログ

ボケ(木瓜)とクサボケ(草木瓜) 雄性花と雌性花の観察





上:葉先は尖るが、クサボケの葉のように尖らず丸味があるものが散見される
下:葉先が尖っている。開花を待ちわびていた蜜蜂が早速やってきた




上:ボケ 雌性花(両性花)の花柱は5個。6個も地散見される
下:クサボケ


上:左の花の花柱5は雄蕊より長い。右は葯と柱頭が同じ高さで識別し難い。

ボケ (木瓜 バラ科 ボケ属 落葉低木 雌雄同株 花期3,4月 原産地:中国 学名Chaenomeles speciosa) 和名は実が瓜に似ており、木に生るので“木瓜”と記したことに由来。中国大陸から伝わり平安の昔には既には栽培されていたという。幹は株立状になり、小枝には鋭い棘がある。葉は楕円形で葉先が尖り縁に鋭い鋸歯があり、葉の付け根に小さな托葉がある。花芽(蕾)は短枝に数個が塊ってつき、葉の展開前に開花する。雄性花(雄花)と雌性花(両性花)が混生する。萼筒の先が5裂、花弁は5、雄蕊多数、雌蕊5個。6個も観察された。両性花の萼筒基部は子房があるので太い。花色は朱赤色や淡紅色他多彩。果実は楕円状球形で秋に黄色に成熟する。
クサボケ (草木瓜 バラ科 ボケ属 落葉小低木 花期4,5月 学名Chaenomeles japonica) 地を這うように横に枝を張らせる。樹高数十cm~1mほどの小低木、枝に鋭い棘がある(写真 枝)。葉は枝に輪生状につき、葉身は倒広卵形で縁は鋸歯状、葉先は丸く、葉の付け根に托葉。花はボケと同様に雄性花(雄花)と雌性花(両性花)が混生する。果実(ナシ状果)は球形で秋に黄緑色に熟す。


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