ボタンクサギ (シソ科APG <旧クマツヅラ科> クサギ属 学名Clerodendrum bungei )落葉低木 花期7,8月 原産地:中国) 樹高1m~2m、葉は対生、葉身は広卵形で、縁に不揃いの鋸歯。枝先に散房状の花序を形成しびっしりと蕾をつけ、それらが次々に開花する。蕾は濃赤紫色で、開花すると淡紅紫色になる。花筒は赤紫色で非常に長く、花冠が5裂し平開する。長い雄蕊が4個花冠から突き出る。雌蕊は短い。花筒の基部は5裂した同色の萼から出る。観賞用に栽培されるが、逸出し野生状態で生育しているものも見られる。果実は未見。栽培は株分け、挿し木による。
属名Clerodendrum cleros+dendron (運命+樹木)。セイロン島の二種類を各々 arbor fortunata(幸運の木)及びarbor infortunata(不運の木)と呼んだことから付いたとある。
種小名bungei ロシア生まれのドイツ人植物学者Alexander von Bunge の名に因む。vonは貴族の称号。bungeana=bunge=bungei と表記されている。
Alexander Georg von Bunge or Andrejewitsch Alexander von Bunge (1803-1890 ) was a German naturalist,zoologist and botanist born in Kiev, Russia . He was Professor of Botany at the University of Tartu, and department director 1842-1844. He took part in many scientific expeditions to Asia and especially Siberia.
ブンゲはロシアのキエフ生まれのドイツ人博物学者、動物学者そして植物学者であった。彼は現エストニア共和国の都市Tartu(独Dorpat)のTartu大学教授そして部門ディレクター(理事)でもあった。彼はアジア特にシベリアへの多くの自然科学上の学術調査遠征に参加し貢献をした。
(キササゲの仲間のトウキササゲ(学名Catalpa bungei)、リンドウ(学名Gentiana scabra Bunge var. Buergeri 等にも見られる。)
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