性悪なワルナスビと可愛いウツボグサが同居していた
上:ワルナスビ 茎、葉柄、葉の主脈上に棘
悪魔のトマト と呼ばれているそうな 見た目は可愛いが有毒。まず不味くて食べられない。
ワルナスビ (悪茄子 ナス科 ナス属 学名Solanum carolinense 花期:初夏~秋 原産地北米) 茎、葉および葉柄に鋭い棘があり、うっかり触ると痛い目に遭う。花冠は白色ないし淡紫色で5角形のマントを広げたようである。その中央に小バナナ状の黄色い葯が5個と青緑色の柱頭が見える。生命力旺盛で路傍のコンクリートの僅かな割れ目などにも生えている。庭に侵入してきたら見つけ次第駆除するに限る。果実(液果)は秋に黄色く熟すが、予想外に大きな実であり認識を新たにする。ソラニン毒を有する。
ドライフラワーに適。 そのトゲで 何を守るか悪茄子 その実熟れても 寄る者もなし (閑人童子)
属名Solanum 不詳であるが1説にラテン語のsolamen(=安静)からくるとある。
種小名carolinense 北米カロライナに産する。