里山コスモスブログ

バッコヤナギ(山猫柳) 雄株の雄花と雌株の雌花






上:雄株  下:雌株

花序は順次開花するので、遅い花序は蕾、早いものでは結実し果序状態が見られる。

バッコヤナギ<ヤマネコヤナギ> (跋扈柳・婆っこ柳 ヤナギ科  ヤナギ属 落葉高木 雌雄異株 学名Salix bakko) ヤナギ科の樹木は一般に湿った地に生育するが、バッコヤナギは開けた山地に生育し、樹高10mほどの高木に生長する。花芽が葉芽より先に展開し、紅褐色の芽麟の帽子を脱ぐと銀白色のふさふさした毛に包まれた尾状花序が現れる。やがて毛の間から蕊が出てくる。雄花の花糸は白色で葯は黄色。雌花は淡白緑色の子房と黄色の柱頭が剣山のようにやや荒々しく見える。柱頭は2裂している。花序がネコヤナギに似て山に生育するので“山ネコヤナギ”とも呼ばれる。葉身は革質で、楕円形~長楕円形。他のヤナギ類の葉と違って葉幅が随分と広い。縁は波状で表面は葉脈が凹んで艶がなく皺々感がある。葉裏は粉白色で縮毛が密生している。印象的な葉で一度見たら忘れない。材は柔らかく、プロの料理人が好んでまな板に使うという。


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