里山コスモスブログ

カラスザンショウ(烏山椒) 雌雄株の花












カラスザンショウ (烏山椒 ミカン科 サンショウ属 学名Zanthoxylum ailanthoides 落葉高木 雌雄異株 花期7,8月 果期晩秋~冬) 幹には鋲状の短い棘があり老木ではイボ状の突起が見られる。若い枝にはより多く鋭い棘がある。葉は奇数羽状複葉で小葉7対ほどを観察。小葉は長楕円形で先が長く尖り、縁に低く鈍い鋸歯、光に透かすと鋸歯の谷の部分に腺点が明るく見える。大型の羽状複葉はシンジュに似る。(シンジュの小葉の基部には数個の特徴的な鋸歯があるので見分けられる)。花序は大型で、よく分岐し散房状となり、小花を密につける。花は白色で5弁、雄蕊は5で葯は黄色、雌蕊1。雌花は緑色の子房(3室)に3個の扁平な柱頭がつく。雄花は雄蕊が長く突き出、雌蕊は退化している。果実は3分果で、晩秋から冬に褐色に熟し、果皮が割れて黒い光沢のある種子が現れる。果実は長く枝に残り、冬期に樹下を通ると果序ごとドサリと落果しているのを見かける。葉痕は大きく、その直ぐ上にに側芽がついている。
属名Zanthoxylum Xantho(黄色い)-xylum(木材)の意味 (材が黄味を帯びている)
種小名ailanthoides  ニワウルシAilanthus 属に似た(葉)の意  (奇数羽状複葉がニワウルシ(神樹)に似る)


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