里山コスモスブログ

カキ (2)ロウヤガキとシセントキワガキ



ロウヤガキ (老鴉柿 カキノキ科カキノキ属 学名Diospyros rhombifolia  雌雄異株 原産地:中国 別名ツクバネガキ)  第二次世界大戦中に中国から持ち帰り、京都府立植物園に導入したということである。果実の色・形が美しく、観賞用の柿として「姫柿」と園芸名が付けられ、盆栽や庭木として普及する。葉は菱形状の卵形ないし楕円形。果実はシセントキワガキに比べるとややほっそりした感じの楕円形で先が尖っている。大きさはおよそ直径2cmほど。もっぱら観賞用。萼が大きく衝羽根のように開いており別名衝羽柿とも呼ばれる。
種小名rhombifolia  rhombo+folia 菱形の葉


シセントキワガキ (四川常盤柿 カキノキ科 カキノキ属 学名Diospyros cathayensis  原産地:中国) 柿の仲間では珍しく常緑樹で葉は細幅の長楕円形。花は普通の柿と違って長い花柄を持つ。果実は直径約2.2cm(写真の個体)と小さく、長い果柄の先につき垂れる。衝羽根状の大きな萼(ヘタ)がある。10月頃から柿色に色づき始め、長く枝に残り、写真の個体は12月末になっても艶やかな柿色の実を多数つけていた。
種小名 cathayensis キャセイエンシス キャセイ(cathay)とは、マルコ・ポーロによって有名になった、契丹に由来する中国の名称「カタイ」の英語表示で、英語で中国の旧称。中華人民共和国(香港)の航空会社名にも使われている(キャセイパシフィック航空)


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