里山コスモスブログ

カキ (3)ヤマガキ2品種とマメガキ再観察

ヤマガキ 学名Diospyros kaki var. sylvestris Makino  カキノキの変種 種小名 sylvestris は野生の意
ヤマガキA 果実が扁平で、大きさは直径3cmほど。葉は(11月15日観察)葉裏の葉脈沿いに黄褐色の毛が多い。葉柄の長さ1cm~1.3cmでカキノキと同様、カキノキと同様に初秋から美しく紅葉する。
ヤマガキB 果実は球形、大きさは直径および長さ3.5cm~4cmほどとAより僅かに大きい。葉裏の毛・葉柄の長さ、紅葉はAと同様。蔕(へた)の中央部が柿色に色づいていた。
マメガキ 学名Diospyros lotus  種小名 lotus はホメロスの作として伝承された古代ギリシャの長編叙事詩オデュッセイアに出てくるロートスの木(Lotus tree)に由来する。
果実はやや楕円形で、大きさは直径1.5cm、長さ2cmほど。葉は(11月15日観察)全く紅葉しておらず、葉表は深緑色で葉裏は灰白っぽく、葉縁が波打っている。葉裏全面に灰色の毛が見られる(肉眼では見難い。若い青葉の観察は宿題)、葉柄の長さは2cmほどあり、カキノキやヤマガキの2倍程度の長さがあった。




ヤマガキA 葉裏に毛が多い



上:ヤマガキB 蔕の中央部が柿色に色づいていた

下:果実の形はヤマガキAが扁平、ヤマガキBは球形 葉柄の長さは両者1,2cmほど



下:マメガキとヤマガキBの大きさ比較



カキノキ、マメガキ、ヤマガキの葉比較 マメガキは葉柄が長く2cmほどあり、葉縁は波打つ(影に注目)



マメガキの葉裏の毛(この時期の観察では灰褐色の毛叢のように見える。肉眼では見難かった)


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