下:中ほど右寄りと右端に一軸に2個生っている
アメリカスズカケノキ (スズカケノキ科 スズカケノキ属 落葉高木 雌雄同株 花期4,5月 果期10,11月 原産地:北米東部別名プラタナス=スズカケノキ属総称) 葉身は掌状に5浅裂(~中裂)する。雌雄同株の雌雄異花で、雌雄の花序は各々別個の葉腋につく。雄花序は球形で花粉を分泌し出すと白っぽくなり、役目を終えた雄蕊からポロポロ崩れ落ちる。雌花序はやや大きめの球形をしており雄花序より長い花軸の先につき垂れている。受粉期には赤色をしている。接写拡大して見ると、中心部から多数の糸のような花柱がでており柱頭は赤色を帯びている。果実は球形の集合果で、長い果軸(花軸)の先につき枝から垂れ下がる。この集合果は軸に1個づつつき下垂しているが、2個数珠つなぎになって下垂しているものも見られる。これらは春まで長く残る。写真は果実は果軸に1個づつついている(2個も散見)のでアメリカスズカケノキの特徴を表している。
「アメリカスズカケノキ 雄花と雌花2011-04-30 」