アキニレ (秋楡 ニレ科 ニレ属 落葉高木 花期9月 果期10、11月 別名ニレゲヤキ) 樹皮は不揃いに鱗片状に剥がれ、枝がジグザグに伸びる(仮軸分枝)。葉は互生、葉身は卵状楕円形で縁に鈍鋸歯。葉の大きさは大小あり、枝先側ほど大きい。花は葉腋に数個つき、雄蕊4、花柱は2裂。果実は翼果で種子のまわりに円形に翼がつく。写真は結実したばかりの幼果で先端に2裂した花柱が残っている。褐色に熟すと翼は透けるように薄くなり、風によって散布される。冬期枝に残っているのを見かける。自宅のすぐ傍の公園に何本もあるが灯台下暗しで、慌てて花のアップ写真を撮りに行ったら既に花期を終えていた。
仮軸分枝:枝の茎頂で花芽分化が起こって頂芽の伸長が止まり,代わって側芽が主軸として伸長する場合を仮軸分枝という。同科のケヤキ(ニレ科ケヤキ属)にも見られ、枝はジグザグに伸びる。ミズキにも見られるが、ミズキの場合は枝が仮軸分枝を繰り返して棚状(階段状)を呈する。
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