ヒメウツギ (姫空木 アジサイ科<APG> or ユキノシタ科<旧> ウツギ属 落葉低木 花期4,5月 果期10月) ウツギは空木即ち幹が中空、木が小振りで大きくならずヒメを冠する。当地では自生は未見であるが、よく庭木・鉢植えにされている。葉は対生、葉身は卵状楕円形~卵状披針形、縁に明瞭な鋸歯。葉に毛が無く、葉裏はすべすべしている。新梢に多数の花を総状につける。萼5、花は白色の5弁花、雄蕊は長短10個で花糸に翼がある。翼は花糸先端部(肩)が角張り、外側に湾曲して突き出る。本種の特徴は花期が早く、葉裏がすべすべしていること。同属のウツギ(卯の花)、マルバウツギは花期が1ヶ月ほど遅く5月末頃開花し、葉裏がざらつく。