ケンポナシ (クロウメモドキ科 ケンポナシ属 落葉高木 花期6,7月 果期9,10月 別名ケンポコナシ) 樹皮は灰褐色で縦に浅く裂ける。葉は互生(左左・右右とつくものが見られる)、葉柄は長く、葉身は広卵形で大きく基部から3主脈が分岐、縁に粗鋸歯。枝先の葉腋から不規則に曲がった花序軸を出し白い小花をつける。花冠は幅広の萼5、細長の花弁5、雄蕊5、長い花柱1。萼、花弁、雄蕊は強く反り返る。花序軸は花後に肥大する。果実(核果)は肥大化する果軸(花序軸)の先につき、秋に紫褐色に熟す。肥大し肉質になった果軸は食べることができる。冬芽は首を傾げてつくものを多く観察した。