里山コスモスブログ

ユズリハの青い果実&楪(ゆずりは)城の話





ユズリハ (ユズリハ科 ユズリハ属 常緑小高木 雌雄異株 花期5月頃 果期10月頃) 葉身は長楕円形、葉の表は濃緑色で裏面はやや緑白色。縁は全縁でやや波打ち、葉柄は赤味を帯びる。側脈が目立つが網状脈は不明瞭。葉は枝先に集まり反り返って垂れ下がる傾向がある。春に新しい葉が展開すると古い葉は新葉に代を譲るように落葉する。これが和名の由来になっている。雄株に雄花花序、雌株に雌花花序がつく。雄花、雌花共に萼・花弁はなく、雄蕊、雌蕊だけである。雌花は子房の先に赤い雌蕊がつく。果実は多くの核果がブドウ房状に垂れ下がって生り、秋に黒紫色に熟し白い粉をふいたようになる。美味しそうであるが食べられない。
ユズリハに因んで
楪城(ゆずりはじょう)の話:中国地方に新見(にいみ)という交通要衝の地がある。新見は中世時代に荘園“新見荘”として栄えた地で、当時地頭の新見氏が治めていた。新見市内の上市(かみいち)にその新見氏が築城したという山城「楪城」の城址が残っている。この山城には楪(ゆずりは)が多く自生していたことから「楪城」の名が付けられたと伝えられる。(“新見荘”を検索すると“楪城”がヒットする。)


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「8 樹木 花と葉と果実」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2021年
人気記事