上:蕾・・・ここに見えている花被片(3×3=9)は萼ということだが、なかなか理解しずらい。
ヒイラギナンテン (柊南天 メギ科 ヒイラギナンテン属 常緑低木 花期3月 原産地:中国南部、ヒマラヤ) 和名はナンテンの仲間で葉がヒイラギに似ることに由来。茎は根元から叢生(そうせい)する。葉は奇数羽状複葉で、縁にヒイラギに似た鋭く尖る鋸歯がある。常緑であるが冬には美しい赤銅色に色づく。枝先から複数本の総状花序を放射状に出し、鮮やかな黄花をつける。花は花序軸の苞の腋から出た花柄につく。花被片は15片あり、図鑑では花冠の中心部の6片(先が2裂)が花弁で、その外側にある大きさが異なる9片(3×3)は萼としている。蕾を見ると大小6片の萼状片が識別できる。果実(液果)は6月頃藍黒色に熟し白い粉をふく。