里山コスモスブログ

ハナイカダ(花筏)





写真は雌株ばかり 雄株の雄花は宿題

:果実(液果)は甘みがあり、アカハナカミキリムシの大ご馳走

ハナイカダ (花筏ハナイカダ科APG <旧ミズキ科> ハナイカダ属  学名Helwingia japonica  落葉低木 雌雄異株 花期4月頃 果期8,9月 別名ヨメノナミダ) 葉は互生し枝先に集まり、葉身は広楕円形で先が尖り、縁に芒状鋸歯、葉柄は長い。ハナイカダの特徴は葉の真ん中に花(果実)がつくことである。これは葉腋から出た花軸が葉柄および葉の主脈に沿って癒合したものである。癒合した部分の主脈が太く見え、花(果)がついたところから葉先側は細くなっている。雌雄異株、花被は淡緑色で3、4片。雄株は数個の雄花がつき雄蕊4が突き出る。雌株の雌花は1個ないし2,3個つく。雌花の柱頭は3,4個見える。子房下位で花床の下に果実がつき、果実の先端に花冠の跡が残る。果実は液果で淡緑色の球形、数個の種子を含み黒く熟す。潰して舐めてみると甘みがある。葉は山菜として食されるという記載あり。冬芽は赤褐色の芽麟に包まれる。
属名Helwingia Georg Andreas Helwing (独1666-1748)の名に因む
Georg Andreas Helwig (or Helwing) (1666-1748) was a German Lutheran theologian and botanist.Helwig has discovered and introduced plant species. The genus is named after him Helwingia.
ヘルビィッヒはドイツのルター派の神学者そして植物学者であった。彼は植物の種について分類上の発見を行い導入した。属名Helwingiaは彼の名に因んでいる。


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