上:公園や畑の縁でよく見る 畑の主のおばあちゃんに尋ねると、急に聞かれても
直ぐには出てこないがね。お互い様です。しばし後にハマユウと答えてくれた。
インドハマユウ名で流通しているようであるが、ミナミアフリカ原産の種のようである。
下: ヒガンバナ科ヒメノカリス属 中心部に朝顔に似た膜状の副花冠がラッパ状に咲き、
蜘蛛の脚のような6本の花被片が長く広がる。一般にスパイダー・リリーと呼ばれる。
写真はHymenocallis speciosa(西インド諸島原産) 又は
Hymenocallis littorallis/Americana (南メキシコ~中央アメリカの沿岸地域原産 一般名Beach Spider Lily)
クリナム/ハマオモトCrinum属 ヒガンバナ科に属しヒガンバナ属に近縁とされる。クリナムはギロシャ語のユリからくる。多くの種があるが、日本では西日本南岸沿いにハマユウ(浜木綿 学名Crinum asiaticum)が自生する。栽培種にはインドや南アフリカ原産の種やハイブリッド(交配園芸種)がある。一般に根元から幅広で長い剣状の葉を出し、太い花茎を長く直立させて、その頂部に花序を形成する。花被は6片で、花色は白~ピンク。夜間に芳香を放つ。
属名Crinum ギリシャ語のユリ からくる。花がユリに似ていることに由来。Asiaticumはアジア産の
属名Hymenocallis ヒメノカリス Hymen+callis 膜+美 or 膜+脇道(膜質の副花冠と6本の脇道)と推察してみた。