Sirens’Call

三度のメシとROCKと王子様が大好きです!

「フロム・ヘル」

2012-10-26 22:34:45 | 映画
ジャック・ザ・リッパーin霧のロンドン。

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ご存知19世紀のロンドンを、震撼させた切り裂きジャックを、
題材にした映画です。
こういう映画に、ジョニー・デップはほんとに良く似合う。


暗く荒れたロンドンのホワイトチャペルの様子も
とてもリアルで、セット・衣装・小物類も、クラシックで重厚で
良かった。
しかし・・・・切り裂きジャックの何をどうか描きたかったのか
少々、不明でした。
脚本が、もう少し丁寧にできてたら、もっと良かったのになぁ、と思いましたよ。

犯人が判っても「あ、そうなの」って感じだし、
切り裂きジャックのやってることより、ロボトミー手術のシーンの方が
痛そうでしたし、なんだか残酷でした。
もっと、犯罪者としての切り裂きジャックの人物を掘り下げてもよかったのでは?
ジョニーが演じてる刑事に、訪れたラストには、「え~~?そんなぁ~」です。
後味は、少々悪い。

それでも、役者さんたちが、良く、しっかりした作品ですので、
最後まで、面白く観賞しました。
ジョニー、品が良く格好いいので、FUNの方は、必見ですよ!
(でも、ジャンキーです。品の良いジャンキー)

アブサンが印象的でした。

アブサンを飲むシーンから、
トム&ブラピの「インタヴュー・ウイズ・ヴァンパイア」
レオナルド・ディカプリオの演じたエドガー・アラン・ポー
ナインインチの「パーフェクト・ドラッグ」なんかを
思い出しました。

アヘン窟のシーンでは、エドガー・アラン・ポーの「恐るべき子供たち」
(萩尾もとの漫画とかも)とかも、
ホガースのジン横丁の絵とか、もろもろ
そんな20世紀前夜の退廃的空気に満ち満ちてます。






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