平井たえさんの詩画集『叢の手紙』。抽象的な野の草花の絵と詩がまとめられている。読みごこちの良い本だった。詩は長いものもあれば短いものもあって、短いものは五行歌のようにも見えた。絵も詩も、対象となるもののなかで、しゃがみ込んで、じーっとみつめて、つぶやいているような温もりがあった。
吉本ばななさんの『アムリタ』。主人公の弟とわたしが似ていると言われて気になったので読んだ。始めは難解な本だと感じた。でも読んでみて思ったのは、主人公と主人公の家族や亡くなった妹を通して、わたしたちとわたしたちの周りの魂と宇宙のつながりを、感覚的な言葉を使って、一生懸命、読み手に伝えようとしてくれたんだなということだった。
吉本ばななさんの『アムリタ』。主人公の弟とわたしが似ていると言われて気になったので読んだ。始めは難解な本だと感じた。でも読んでみて思ったのは、主人公と主人公の家族や亡くなった妹を通して、わたしたちとわたしたちの周りの魂と宇宙のつながりを、感覚的な言葉を使って、一生懸命、読み手に伝えようとしてくれたんだなということだった。