うたのたまご

わたしの五行歌と、感じたことなど、きもちのままに。

塩尻から松本へ

2009-03-28 09:32:10 | きもちのままに

関口知宏さんの講演会へ、従姉と行くことができました。
会場は、塩尻だったので、一泊して、松本にも足をのばしました。
いろいろなお話をしてくれたけれど、長くなるので、
「零」の話を書こうと思います。

関口知宏さんは、デビューして8年間はうまくいかなかったそうです。
なぜなら、関口さんは、自然体で仕事をしたかったけれど、
芸能界はそれができない世界だったから。

芸能人になることしか考えていなかったのに、
芸能界で生きていけないと思ったとき、
自分は「零」になってしまったと思ったそうです。
そんな時きた仕事が、鉄道の旅でした。

関口さんは旅は嫌いだったけれど、なぜかその時は行かなければと思ったそうです。
それは、あるビジョン(白昼夢)を見たから。
それは、世界中の人たちが、平和に国際会議のようなものを開いている様子でした。
自分はそれを実現させようと思って、旅に出たいと思ったいたところに仕事の依頼が。

関口さんは、芸能界を辞めようと思って「零」になっていたから
芸能人らしいことはする気になれず、だから自然体で旅をすることができたそうです。
そして結果的に、視聴者と一緒に旅をすることができた、といいます。

だから、今でも一年に一度は「零」にもどって、自分を見つめなおすそうです。
旅をして、「零」のなかに眠っていた自分の能力を
出会った人が引き出してくれたと言います。
関口さんは、「可能性は、一人一人が持っている。必ず発掘の方法がある。
「零」は無限でもある。出会いのなかで、それは可能になる。」
と関口さんは教えてくれました。

清瀬歌会発会

2009-03-15 09:54:31 | 五行歌
3月12日に清瀬歌会発会へ行ってきました。
見学者も含め36名で、とても盛況でした。
久しぶりにお会いできた方もたくさんいらして、うれしかったです。
とくに「きれいになりましたね」と言われたのが、うれしかったかな(笑)
わたしの歌は、

愛されることを
目ざすには
どうしたらいいの?
浅い眠りからさめたら
朝陽がさし込んでいた

この歌は、友達に「愛されることを目ざして!」と言われたのが
きっかけでつくって歌ですが、その時は「どうしたらいいの?」と
思ってしまいました。

この歌を母に見せたら、「それは、愛することよ」と答えてくれました。
答えは、こんな近くにあったんですね。

桜の実のうれる頃

2009-03-12 10:10:08 | きもちのままに
毎週水曜日の夜、合唱の練習に通っています。
今、歌っているのは寺山修司さんの詩の三つのソネットより

「桜の実のうれる頃」

もうない君の青春は たとえば
君の知らない帆の上に
歳月のうつすらした埃りをあびて
忘られる

桜の実の熟れるころ
君が歌をやめたのは 祖国のため
君があの愛を雲に見捨てたのは 祖国のため
死んでしまつたのは 祖国のため

だが 祖国とは何だ
地平に立つて
僕は知る 君のやさしさだけを

花ばなをふりまこう ぼくたちも
やさしさだけがもつ強さのため
たつたひとつの 確かさのため


寺山修司にとって、「たったひとつの確かさ」とはなんだったのだろう。
詩を深く感じることで、合唱もより生き生きとなる。
わたしたちに必要なのは、深さだと練習するたびに思います。

市ヶ谷歌会・狭山歌会

2009-03-12 09:45:46 | 五行歌
ともに
生きてきたようで
いとしさがます
お立ち雛の
ふっくらとした頬

3月は、市ヶ谷歌会と狭山歌会に参加しました。
市ヶ谷歌会は久しぶりでした。
狭山歌会では、司会をしました。司会にもだいぶ慣れてきました。

もうしまってしまいましたが、
うちには、ガラスケースに入った段々のお雛様と、
お立ち雛のふたつがあります。
ガラスケースの段々になっているお雛様は、亡くなった姉のものです。
わたしのは、お立ち雛で、お人形はふたつだけですが、気に入っています。

この年になると、楽しいというより、
今年もこの家でお雛様を見てしまったかと、しみじみとなります。
しみじみと見たとき、「ふっくらした頬」がとてもかわいく見えました。