潮ひかる/雑感

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芝居活動を続ける理由

2011-09-03 12:13:38 | 雑感
社会は非常に不平等だ。
いや、非情に不平等だ。


社会は、やりたいことをやりたいようにやった人間が、色々な形でつなぎ合わさってできている。

金を儲けたい人。スポーツに打ち込む人。芸術に打ち込む人。ネットにハマる人。風俗に溺れる人。誰かの役に立ちたくてボランティアをする人。マンガを書く人。小説を書く人。写真を撮るのが生き甲斐な人。絵を描く人。ギャンブルにハマる人。etc・・・


人は基本的には自由に生きるように作られている。
少なくとも日本ではそれが許されている。


だから、好き嫌いというものがあるのが当然。
金儲けを生き甲斐にしている人と比べて、金がないと落ち込むのもバカらしい話だ。


自由=平等だというのなら、社会は平等にできていると言えるかもしれないが・・・
生きるって言うのは、なにも、何もしていなくても生きていられるというわけじゃない。


生きるって言うのは死との戦いだと思っている。


戦わずして生きていて、いざ、戦わないと行けなくなったときに、戦い方を知らずに自殺する人。
生への執着の仕方を知らない人が死ぬように社会はできている。



今の学校ではどう教えているんだろうか。


何をする前から、これこれをしたら将来はこうなる。というような情報の与え方を間違えてはいないか。
物事への執着がそこで削られるだろ。

勉強してから、その先にあるのは何か。良い会社に入れるということか。
大事なのは、知識と学歴があった方が、金儲けしやすいということのはずだ。

先生の体罰禁止。
生徒は行き過ぎた悪行をした場合、いつになったら、その間違いに気づけるんだろう。

争ってはいけない、only oneを大事にした教育があった。
社会は競争で成り立っているというのに。

立派な社会人をめざした教育。
社会人や偉い人間なんてみんな欠点ばかりだ。欠点のない人間なんていない。

人に優しい人間が褒めてもらえる。
世の中全員が”良い人”というわけじゃない。企業からしたら”良い人”というのは”カモ”の別名称だ。



大事な事は学校では教えてもらえない。
社会に出て、大人達の重火器による集中砲火で、ようやく大事な事を知るようになっている。
それか、独自で調べて、社会人になる前から社会に愛想を尽かせる。

20歳を過ぎるまで、戦う事を教えてもらった事ない人間は、社会で生きていく事ができず、
ただただ、おこぼれの仕事をもらって食いつなぐ。
そして、生きるのに疲れ果てる。


果たしてこれでいいのか?







俺は戦う事を知らずに生きてきた人間の一人だ。
だから、毎日、色々な所で手痛い目を見ている。




しかし、戦うと決めた。



だれか(社会)になんて任せてなんていられない。


前もって教えられてきた事でなくとも。
それが、自分のポテンシャルの一つとして欠如していても。

無様でも、カッコ悪くても、いろんな人に嫌われても、俺は生きる。


人は憎まない。
たとえ、コミニュケーション能力に乏しくとも人に接したい。

人に触れると生きている実感が湧くからだ。
これは生きる理由の一つでもある。
もしかしたら、戦う気持ちを共感してもらえるかもしれない。


だから、一緒に戦おうぜ!!って言うつもりで。
いつも芝居活動を続けている。


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1 コメント

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Unknown (丸へい)
2011-09-04 21:47:05
読んでて、胸が痛くなりました…。

子どもたちに色んな(いい意味でも悪い意味でも)経験させてあげなあかんなぁ
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