潮ひかる/雑感

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劇団鹿殺し 紀伊國屋ホール進出公演 『青春漂流記』を観てきた☆

2012-01-26 12:49:35 | 観劇レビュー
昨日は劇団鹿殺しの芝居を新宿紀伊国屋ホールへ観てきました。


客席に入るとなんか見慣れたセットが…



神戸のモトコー商店街 。


なつかし!!


あの暗い雰囲気。
なぜか神戸のおしゃれな町から異次元空間に移動したかのような感覚に陥るあの商店街。
喪黒福造 とかでてきそうだといつも思って歩いたもんです。

まさかあの町を舞台にしてしまうとは・・・



鹿殺しおそろしや。



さて、観た感想ですが、全体として前回の舞台よりもパワーが増していたように感じました。
客演の人たちにサポート的に入ってもらっていたのが良かったのでしょうか。
劇団の主軸メンツが前線に立つことで他の劇団員の士気も上がっていたようです。


ダンスのキレもグンと上がり、歌もCDだして全然問題ないできだったと思います。



今回は舞台にかなり近い距離に席をいただいたので、臨場感があり楽しかったのですが、
問題は客席の後ろの方までそのよさが伝わっていたかどうか。
本多劇場ではホールの大きさに負けていたように思いましたが、今後も鹿殺しには課題となりそうです。
もともと、150人レベルのホールに向いた芝居だったりもしますからねえ。


ところどころ台詞が聞きづらくなることがありました。


メインの3人には一切スキはありませんでしたが、二、三人がたまに気になってしまう。
その二、三人が良くなれば劇団としての評価ももう少しあがるのではと思いました。


ストーリーとしては、ややダラっとした感じはあります。
いつ終わるんだろ?という感じ。
話自体は面白いし、テンポもある、演出も満載、飽きさせないようにいろいろあの手この手がちりばめられていて楽しい。
しかし、この作品、もっとスリムにする部分と、盛り込む部分があっても良かったのかもしれない。

なんて書いてみたが、鹿殺しの作風はいつもこんな感じだったようにも思う。
ということは、この感想はただのオレの好みなんだろう。
この作風だからこそ大衆に受け入れられているところもあるのだろう。




総評としては、とてもおもしろいいい舞台だったと思います。
今後もこの調子で天下を闊歩してほしいもんです。
意識レベルが高くて、もう小劇場の域から抜け出し、プロの世界に入りましたね。
ここからは、後戻りをせず、どんどん大きな芝居に打って出てほしいもんです。


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鹿殺しの今回のパンフレット表紙です




そして今後の活動予定




オレノグラフィテイの今後の客演情報です。






オレノさん、SUGIZOさんとコラボですか。
気になる~!!


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