http://takagi-yoshiaki.net/1696.html
2011年4月23日 東京新聞より
会見し、パキスタン軍情報機関(ISI)がアフガニスタンの
旧支配勢力タリバン一派と「関係を維持している」と指摘、
「(米パ関係を)非常に困難にしている」と批判した。
米国がパキスタン側で続ける無人機攻撃を「許されない」と
指弾しており、7月のアフガン駐留米軍撤退開始を前に
「対テロ」同盟の亀裂は一層深刻化している。
パキスタンで21日にキヤニ氏と会談したとみられるが、
内容は不明だ。
米中央情報局(CIA)嘱託職員がパキスタン東部ラホールで
地元の若者2人を射殺した事件。この職員が遺族に
和解金を払うなどして釈放された直後の3月、
CIAが無人機でパキスタン北西部を空爆した。
16日、同国を訪れたギラニ・パキスタン首相と会談し、
タリバンと和解を目指す合同委員会の設置で合意。
非難し溝を深めており、「米国抜き」で当事国同士が
和平構築を模索する動きが進んでいる。
反映しているとみられる。
引用、以上です。
隣国パキスタンからアフガニスタンに新たなジハード(聖戦)要員
が供給される流れを断てるかどうかが、作戦成功のカギであり、
米軍撤退後の地域の安定化のカギでもあります。
のタリバン勢力への攻撃を強化するよう繰り返し求めて
きましたが、パキスタン政府は国内の反米感情やイスラム
過激派との板挟みになる形で動きが鈍く、アメリカは
不信感と焦燥感を深めていました。
深まることは最も望ましい事態であり、アフガン情勢は
ますます混迷の度を深めていきそうです。
可能性が十分にあります。
批判を浴びています。
米国が打ち立てたカルザイ政権の統治能力への疑問は、
かなり早い段階から指摘されていました。
する試み自体が実現不可能な目標であり、
『フォーリン・アフェアーズ』2010年9月号は
「『アフガンにおける成功』の定義は何か」と題して、
中央集権モデルではなく、分権化モデルへと国家建設のギアを
入れ替える必要がある、としています。
根本から是正する必要に迫られているのではないかという指摘です。
予定されていますが、それまでにはアメリカやNATO諸国の
アフガン戦略は根本から見直されることになると考えます。