
雨の音を聞いているのか、

天気の悪い日の方が昼間に会えるムササビくん。
30年前、初めて見たのも御岳山でした。
登山のクラブに入っていて、合宿で野営した時のこと。
参道の木の根本にすくっと立っていたのです。
はじめは信楽焼の狸かと思いました。
グリグリ大きな目が、前についていたからです。
草食の生き物は目が横についているとばかり思っていました。
私もびっくりしましたが、ムササビもびっくりして両手を握りしめていました。
しばらくにらみあった後、ムササビは木をかけのぼり、バーンと四肢をひろげてとんでいきました。
記憶はうろ覚えですが、あの大きな瞳が忘れられず、
また御岳山に来てしまいました。

時々巣箱に潜ってはまた顔を出す可愛いムササビに、長女も次女も大喜びで、でも大きな声を出さない約束をしていたので、静かに喜び合いました。
君はあの時のムササビの何代目にあたるのかな。
それとも親戚か、別の家族なのかな。
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