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こころの目を通して真実を見よう

学生相談室に行きなさい(4)

2013-08-19 06:00:00 | 動機づけ面接

(学生相談室に行きなさい(3)の続きです)

 

「その相談室の先生が、何よりの友だちだったんじゃないかな。」

この言葉で私はハッと気づかされました。

そう、私は「友だち=同じくらいの年の人」と思っていたけれど、

私には素晴らしい友人がいたのだ。

私の大学4年間を支えてくれた人。

同年代の友だちはできなかったけど、でも大学で見守ってくれていた人。

そして卒業後も見守ってくれている人。

ここにいるんだった…

私はそのことをすっかり忘れていたことを恥ずかしく思うと同時に、

この相談室の先生は、今私が勉強しているMIみたいなことを、

多分私にしてくれていたんじゃないかと振り返っています。

私を質問責めにしたりしなかったし、

雑談ばかりだからといって話題を変えたり、そういうことはしなかった。

「ああしなさい、こうしなさい」も言わなかったし、

ただただいつも話を聞いてくれていた。

そう、先生から2つだけ言われていたこと、それは、

「彼氏を見つけて、その人との関係を通して、人との関わりを勉強していくんですよ」

と「アサーティブになろう」ということ。

これらの言葉を胸に、今、彼氏を通して、人と関わることに自分なりに取り組んでいます。

学生の頃は、人なんて所詮どうせ自分を理解してくれるわけがない、

そう思って、「言っても無駄」と周りに心を閉ざしていた私。

でも、言ってみて相手がどういう反応をするか、

それは相手が決めることであって、

初めから「どうせ言っても無駄」と決めてかかることは、

相手に対してとても失礼なことなのだと、相談室の先生や彼が教えてくれました。

相談室の先生に最後にお会いしてから2年ほどたちました。

近いうちに先生を訪ねる予定です。

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記事をご提供くださった読者の方、ありがとうございました。

4回にわたりお読みいただき、皆様、ありがとうございました。

ご感想などお気軽にお寄せいただければと思います。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (カミツレ)
2013-08-19 19:47:51
私が相談室にいたらどんな風にするだろうと考えながら読ませていただきました。

頭の中では、対象者の方の気持ちに寄り添って、お説教したりアドバイスはしたりせずと思うのですが、いざ、こういう方を前にすると、ついついしゃべりすぎたり、「こうした方があなたのためだと思う」とか話してしまっているなと思います。

どうしてそうなってしまうんだろう?と考えてみると、
相談室に来る人=相談のある人、困ってる人、問題のある人、だから解決しなくてはいけない!、何かしてあげなくてはいけない!と自動思考のように考え、身構えているのかもしれません。

彼女が彼からの言葉でハッと気づかされたのも、相談室の方が、それだけ自然で押し付けがましさがなかったからなんだろうなと思うと、私の普段の関わりというのは、親切そうに接してるつもりが、上から目線になっていたり、押し付けがましくなっているんだろうなと思いました。

そっと見守り続ける。そんな関わりができるようになりたいなと思いました
Unknown (ゆるーい思春期スタッフ)
2013-08-20 06:01:59
カミツレさん

はじめまして。
コメントお寄せくださり、ありがとうございました。
「学生相談室~」の記事を読まれて、
ご自身のクライエントとの関わり方を
振り返ってくださったのですね。
「そっと見守り続ける」とまとめてくださいました。
私もなかなかできないのですが、
MIスピリッツのPACEを大切に、
これからもそう心がけていきたいと思います。
ありがとうございました☆

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