リンリン、草時計

現役リタイヤの暮らし=ガーデニングや本・映画・旅に保護犬.エトセトラ…我が子に伝える『マイ・ライフ』

1億2000万のひとり=絵本『日本の歴史』から

2015-08-06 | 本・映画
今朝もカンカン照り(><)
もう何日、雨が降っていないかしら。
だから朝の水撒きが欠かせない。

萎れそうになっていたバジルの花を摘んだ。



本棚整理を始めながら、ついつい忘れていた本に見入ってしまい、
作業が進まない。

昨日見つけたのは西村繁男作『絵で見る日本の歴史』(福音館書店発行)



歴史と言うとほとんど為政者側の視点で描かれるけど、
この絵本は
石器時代、縄文時代から現代に至るまで、
そこに生きた人々の暮らしぶりから語られる歴史絵本だ。


水辺に住み、貝や魚や木の実を食べ、骨や石や土を利用して道具を作った縄文時代。


天皇が都を定め、地方から集められた職人や農民たちが役所や寺院を作った奈良時代。


商人から盗賊まで様々な人が住み、都が栄えた平安時代。


黒船がやって来て、開国を迫られた江戸時代の風景も。


明治時代になると、「強い日本を作ろう」と

工場が立てられ、鉄や軍艦も造られ。。。

※この絵は八幡製鉄所がモデルだそうだ。

大正時代に入ると、街には路面電車やバスが走り、

デモ隊の姿も。。。

そして、昭和。


焼け野原にバラックが建ち、買い出し列車が溢れるばかりの人を乗せていた敗戦後の日本。


最後のページには海や川、そこに浮かぶ島々。

飛行機や野球場まで見えて
(ここはどこかしら)と思ったら・・・広島だった。

野球場の向こうに原爆ドーム。中央に平和祈念館。

最後の絵に、こう綴られている。

 そして今、この日本に私たちは生きています。
 私たちは、日本にすむ1億2000万人のなかの一人です。
 そして日本の歴史に登場する無数の人間のなかの一人です。


今日は原爆記念日。





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