一番線の電車は

浦野のだらだら制作記

令和の時代に昭和な47

2019-06-02 22:45:31 | キハ47

2019年6月竣工:キハ47鳥取車(エーダイベース)
気がつけば元号が変わり月が変わり。このブログを開設して600日以上経つらしいですが相変わらずの牛歩更新。
元々面白半分で買った子でしたが運良く相方が手に入ってしまったので手を入れてみました。

元はこんな感じ。横のTOMIXと比べるとなんじゃこりゃな顔をしていますが、この製品が世に出た時代を思えばそれなりの出来。TOMIXが出た今これを今更加工しようなどと思う人はそういないのでしょうが、私の手元に来たのも何かの縁ということで習作がてら軽く手を入れてみました。

プロトタイプは7番と41番。妻板を中心に初期型の特徴が再現されていること、0番台のみで編成が組めること、首都圏色で仕立てられること(窓枠あたりの塗装が意外としぶとかった)、という条件でひたすら消去法。ただ時代は高速化前後に設定しキハ126や285系、そのうち買うであろうキハ187などとのシナジーも考慮しました。7番を選んだのは単に好きな番号だからですが、41番はなぜか他の0番台車と逆向きで使用されており、0番台同士の編成に欠かせないことからこの車番にしました。
顔は今回重点的に手を入れたポイントで、テールライトをトレジャーの汎用品に、41番の幌枠をタヴァサ製に交換した他各種手すりも浮かせてみました。幌と7番の向かって右のジャンパ栓はKATOから。放送用ケーブルはラジオデパートで仕入れた0.2のエナメル線です。ヘッドライトもレンズを銀河のものに変えたりジャンパ準備工事の凹みを作ったりと地味ーに手がかかってる。

前面頑張った代わりに側面はだいぶ質素。Hゴムを黒くした程度で特に何もしてません。実車の写真を見ると禁煙やらワンマン関連やらのステッカーがぺたぺた貼られてるんだけど今回は取材不足でスルーしちゃった。側面にあるはずのワンマンスピーカーも仕上げの段階まで気が付かず無視しました。

妻板。ちゃんと初期型仕様になっている……かと思いきや完全になりきれてない。ほんとは全然ディティールが違う41番しかり手を入れるべきなのでしょうが、結局貫通扉を塗っただけ。ガラスはそのうち気が向いたら入れます。銀のドアレールはGMのアルミ箔ステッカー。令和の時代にやることじゃないな(笑)

屋根上は目立つのでちょっと頑張った。水タンクは高いトレジャーのですが、あんまり表面が綺麗に磨けなかったので次に使う時はもちっと頑張りたい。

床下はTN化してスカートをTOMIXにした以外はほぼそのまま。全体的に少し小ぶりなのが気になりますがきちんとブラックアウトしてあげればそれなりに見られるレベルにはなります。前面しかりインレタの転写が下手くそすぎるのはどうにかしたい。

今回は最初から習作という位置づけだったのもあり、私としてはかなり割り切って作ったところも多いです。その分種車が揃ってから完成まで2ヶ月弱という異例のスピードで竣工したわけですが、側面のレタリングしかり気が向いたらそのうち手を加えるかも。基本電車屋なので初めてだらけでしたがまあまあ楽しかったかな。次は関東の電車に戻るか北海道か……って前回も同じこと言ってた気がする(笑)