通勤ラッシュを避けるため朝7時に電車に乗り、山手線で高田馬場乗り換えで西武新宿線へ。
小平で西武遊園地行きに乗り換え、武蔵大和下車。
駅のコインロッカーに荷物を預け、多摩湖自転車道に入る。
正式名称は「一般都道保谷狭山自然公園自転車道線」というが、散歩の人やジョガーもたくさん通行している。
道は多摩湖を周回する内回り、外回りでセンターラインが引いてあり、信号もなくとても走りやすい。
今回は外回りのコースで走りだしたが、微妙なアップダウンが続き、多摩湖はフェンスに遮られてチラッとしか見えない。
この多摩湖の正式名称は「村山上貯水池・下貯水池」で、東京都の水瓶として造られた人造湖だ。
隣接する狭山湖(山口貯水池)も同じ東京都水道局の管轄で、都民の大事な水資源なので、釣りや水遊びなどは出来ない。
9時前から走りだして30分少々、陽射しは強いが木陰があるのでまだいいが、風がないためすでに汗みどろ。
湖畔のモーテルがたくさんある辺りを過ぎるともう埼玉県所沢市、多摩湖の外れまで来たことになる。
道はゆるゆると下りになり、「玉湖・たまうみ・神社」の少し先をそれて狭山湖へ向かう。
ずっと湖を見れなかったが、貯水塔をフェンス越しに見ながら堤防まで来るとグッと視界が開け、雄大な光景に心が晴れる。
こんなに暑い日が続いているけれど、東京都の水瓶は満々と水をためているので安心だ。
ひとつ目当てのものを見たので、再び多摩湖のサイクリングロードへ戻ろうかと思ったが、道路案内板を見ると「ユネスコ村」が近くにあったので、「タカちゃん」は「ユネスコ村」を知らないというし、そこへ寄り道することにした。
昭和の良い子にはおなじみの「ユネスコ村」だが、まだ行ったことがなかった。
良い子はオヤジになっても、ずっと行ってみたかった。
「ユネスコ村」には世界各国の建築物や街並みが小さく再現されていて、オランダの風車やトーテムポールがあって、今でいうテーマパーク、ハウステンボスの小さい版みたいな感じの施設だ。
長年の夢がかなうと、ワクワクしながら走って向かうが、行けども行けども風車は見えない。
動物霊園に迷い込み、お堂を龍がぐるっと取り囲んだ金乗院を見て、サイクリングロードへ戻ってしまった。
ふと見ると、西武ドームの白い屋根が間近にあり、地図を確かめるとどうやら通りすぎてしまったようだ。
ここまで来て諦めるのもどうかと、再び道をもどり、またまた霊園をさまよい、金乗院の向かいにある食堂で尋ねた。
すると食堂のご主人ニヤッと笑い
「ああ、ユネスコ村ねぇ。もう20年も前になくなっちゃったよ。後にできた大恐竜探検館も6、7年前にやめちゃったよ」
と教えてくれた。
ひぇ~~っ !!
昭和の良い子の夢が消えた~~~
くそう西武め、良い子の夢を壊しやがって
案内板とか地図とか、ちゃんと消すか直すかしとけってんだ、この
悔しいからあとで調べてみたら、「ユネスコ村」は1951年(昭和26年)日本のユネスコ加盟を記念して西武鉄道によって開園、1990年(平成2年) 39年にわたる歴史に幕を下ろし閉園。
その後1993年(平成5年)「ユネスコ村大恐竜探検館」として再び営業開始、2006年(平成18年)営業休止つまり閉園。
ということだ、残念・・・・・。
気をとりなおしてサイクリングロードに戻り、西武ドームの脇を進む。
レオライナーは上り下り共に乗客0、大丈夫なのか西武
木陰が多くなり、風が出てきたのでいくらか楽になり、夏休みなのにジェッコースターも動いていない西武遊園地の横を走り抜け、いよいよ多摩湖の堤防へやって来た。
この堤防の長さは、東京スカイツリーを横にしたのと同じくらいだそうな。
多摩湖のルネッサンス様式の貯水塔と、UFOみたいな西武ドームの屋根、
雲がなければ、富士山やスカイツリーも見えるという。
さてラストスパートです。
狭山公園を出てサイクリングロードをあと500メートル、スタート地点に戻って終了。
本日の走行距離、18.01㎞。
約3時間のお散歩RUNでした。
駅のコインロッカーから荷物を出し、4駅戻った花小金井駅で下車、多摩湖から続いているサイクリングロードを歩いて「お風呂の大様花小金井店」で汗を流す。
2時間ぐらいで切り上げるはずが、ついつい長くなり夕方になってしまった。
来た道を引き返し、電車に揺られ、山手線へ乗り換えた。
席があいていたので座った。
日暮里で常磐線に乗り換え北千住へ戻った。
ベルトポーチに手をやり、携帯電話を落としたことに気づいた
このペルとポーチはiPhone用で、オヤジの携帯にはちょっと大きく、ときどきスルッと落ちてしまうことがあった。
特に座っているとき・・・・・、山手線の車内しか考えられない
駅員にワケを話し、落とし物として届いていないか調べてもらう、その最中に気を利かせた「タカちゃん」がオヤジの携帯に何度も電話し、拾ってくれた人とコンタクトが取れた。
その方は渋谷で山手線を下車するといい、そこで駅員に届けてくれるという手筈を「タカちゃん」がつけてくれた。
それで急遽オヤジが渋谷まで取りに行くことになり、駅員に連絡してもらいあとはよろしくと「タカちゃん」に告げて、再び電車へ。
山手線を半周して渋谷で下車、駅事務所でワケを話すと、玉川口の改札に1台携帯が届いていることがわかった。
夕方のラッシュの人ごみをかき分け改札へ行き、書類に必要事項を記入して無事携帯を取り戻した
拾ってくれた方に感謝、段取りをつけてくれた「タカちゃん」に頭が上がらなくなった、というお粗末でございます。
ハア、長い1日でありました。
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