映画館での最初の怪獣体験は、1964年公開の「モスラ対ゴジラ」だった。
たしかその年の冬には「三大怪獣 地球最大の決戦」も観て、それからゴジラ&怪獣一直線。
やがてTVで「ウルトラQ」や「ウルトラマン」が始まり狂喜乱舞。
子供の頃は怪獣&ロボット三昧だった。
一時思春期の頃は忘れていたが、それから30年、40年も経って、昭和の良い子は怪獣フィギュアを大人買いするに至った。
ゴジラ映画が作られなくなってはや9年、ウルトラシリーズはAKB並みにムダに兄弟を増やして御子様ランチに落ち、「ウルトラセブン」のカプセル怪獣はポケモンへと進化 ? し、世のゲームブームとあいまってモンスターばかりが量産される。
剣や槍などの通常の武器で倒されてしまうファンタジーという名のモンスターには、怪獣の持つ哀愁も気高さも感じられない。
特撮はVFXと名を変え、CGで不可能はなくなったが、ハリウッドですら逃げ回るだけのイグアナを「ゴジラ」などと呼び、巨大生物はとても共感できないデザインのものばかり。
物足りない昭和の良い子は、こんな本を読んで慰めている。 (いい歳をした怪獣に蘊蓄ある書き手が揃っているが、中でもネロンガ好きにたまらん一遍は、山田正紀 著 「 松井清衛門、推参つかまつる」だ。)
そんな時、「パシフィック・リム」の予告編を観て心トキメイテしまった。
ついにハリウッドが、モンスターでなく、
怪獣ものを作ったか💓
しかも、巨大ロボットとのバトル !!!
予告編にチラッと出てくる怪獣は、「ガメラ」っぽく吠えるヤツ、「ギロン」みたいな頭部をしているのがいたり、やたら怪獣魂をかき立てる。
一日千秋の思いで公開日を待っていた。
時は着た!!
遠足前の子供のように朝5時に目覚めてしまい、それから眠れず朝一で映画館へ。
もう、いいも、悪いも、言わない。
このご時世に怪獣映画が作られたことで、よしとする。
日本の特撮ものが見習うべきところが多々あるし、大人の鑑賞に堪えられる怪獣映画を本家の東宝で作ってほしいと切に願う。
そんな思いを込めて、YouTubeで見つけた東宝怪獣映画まんまの予告編を貼付けておく。
すべての東宝特撮ファンはイチコロになるだろう。
こんなことされたら、もう1回観に行かないと気が済まないわ
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