スタート30秒前の浅草。
雷門で突き当たり、東京スカイツリーを眼の前に進み、浅草橋へ向かう江戸通りを歩くにつれ胸が切なくなってきた。
トップランナーのスペシャルドリンクが並ぶ給水所。
ラジオの中継を聞きながら蔵前橋の方へ歩いて行くと、早くも先頭集団が14分13秒で最初の5キロを通過。
おいおい、すんげー速いぞ‼️ ほんとに2時間2分台がでてしまうかも。
でも陽射しは暖かく、ランナーには暑いくらいだろうから、後半の失速が心配だ。
スーパーマンの衣装を着た師匠は5㎞を29分35秒で通過、この江戸通りを雷門へ進んでまた折り返してくるので、都営浅草線の改札を通してもらい道路の反対側で待つことにした。
するとトップ集団が14㎞地点の江戸通りを飛ぶように通過、15㎞の通過タイムは世界記録を上回るペース。
日本人トップは「設楽悠太」、だいぶ遅れて「猫ひろし」がニャ~(⌒▽⌒)とも言わず通過。
師匠は10㎞を55分57秒で通過したので、もうまもなくだ。
陽にあたり顔が暑い、羨ましさがますます募る。
やっぱりあっち側にいたい、苦しくても楽しい、それを知ってしまったのが「東京マラソン」だ。
やがて師匠がやってきた。
まだまだ元気、ハイタッチして先を急ぎ、雷門を折り返してきた師匠と道路の反対側でまた会う。
ランナーは蔵前橋を渡り、オヤジにとっては苦い思い出のどすこい病院前を過ぎ門前仲町、富岡八幡宮で折り返し、ふたたび蔵前橋を渡って戻ってくると25㎞。
師匠のママや子供たちと落ち合って、ラジオ中継を聴きながら待つことしばし、なんと😳2時間03分58秒で「ウィルソン・キプサング」がゴールした。
日本人トップは2時間08分22 秒の「井上 大仁」、健闘むなしく「設楽 悠太」は2時間09分27秒で日本人3位。
でもまだこれからが楽しみな若手だ、2020年が期待できそう。
そうこうしている間に、20㎞地点を1時間53分24秒で通過したスーパーマンというか「佐江内氏」みたいな師匠がやって来て、エアーサロンパスを両足にたっぷり吹いて子供たちとハイタッチして先へ進んだ。
さて、3回見送った我らはもういいかと蔵前橋を離れ、ランナーの流れに沿って浅草橋へ。
するとどんどん胸が痛く切なくなってきて、交差点に黄色いバスを見るにつけそれはMAX😞
追い打ちをかけるように無邪気に「ヒヨちゃん」が、
「オジちゃんあの黄色いバスに乗ったんだよね。いいなぁ、ヒヨも乗りたい‼」
うぐぐ・・・・・、胸にグサリと突き刺さるお言葉・・・・。
悪夢のかつての30㎞の関門・・・・。
さらに追い打ちをかける「ショーくん」の一言。
「ちょーくんもオジちゃんと乗りたーい‼」
嗚呼、子供にはわかるまいが、あの黄色いバスの中は屈辱と諦念が渦巻き、誰も彼もがおし黙るまるでお通夜のようなすすり泣きさえ聞こえてくる居たたまれない空間なのだよ。
もう二度と乗りたくない、乗せられたくないと固く固く心に誓わずにはいられない、地獄のツアーが栄光のゴールの裏側まで続くのだよ・・・。
まともな人はけっして乗らない片道キップの収容車なのだよ・・・・😭
そんなことがあったとも知らず、4時間21分33秒でゴールした師匠から完走メダルを見せられた。
やはり陽射しと気温は辛かったようだが、概ね走りやすい新コースだとのこと。
ちくしょう、来年は当選して還暦ランをしたい、楽しみたい‼
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