ともあれ聞いたことがあるけれど観たことはなかったから、膵臓を患い時間を持て余している当事者なので観ることにした。
ふつうに「君の膵臓を食べたい」と聞けば、ホラーか猟奇殺人ものと考えてしまうがさにあらず、ヒロイン「浜辺美波」ちゃん(ノリがdocomoのCMのまんま)が余命幾ばくかの膵臓を患っている女子高生で「共病日記」なるものを綴っている。
それを偶然拾ったクラスメイトの寡黙な少年がその秘密を知り、プラトニックな「仲良し」になる今どきの少年少女の「愛と死をみつめて」だ。
1/3ほど観て「もういいかな」と思ってしまったが、せっかくだから最後まで観た。
ん〜、ファンタジーじゃ🥴テレビでやってもらってもいいんじゃないか、それともネットドラマでも、なんならYouTubeあたりでも。
じっさい膵臓を患っている人や医療従事者が観たら、「はあ?」って感じになるんじゃないかと思って、点滴を替えにきたナースの「カオリちゃん」(タイプ😍)に聞いてみたら、
「なんだか首傾げちゃいました」
と、劇場で観て思ったそうな。
だよね。
だって、どういう膵臓病だかしらないが、スイーツはパカパカ食べるわ(致死量)、博多ラーメンはすするわ(完全に致死量)で、薬がたくさん入っているバッグにインスリン注射器みたいなのも入っているのにぜんぜん元気で、親も病院もフリーパスでお泊まりデートしちゃうんだから、「浜辺美波ちゃん」恐るべしだ。
そりゃ医療従事者は軒並み???になるだろう。
それに膵臓まるごと摘出してもインスリンやらなにやらでケアすれば死ぬことはないらしいし、ファンタジーなおままごとみたいなプラトニックなお涙頂戴をみせられてもちょっと感情移入できないんですけど😕
こんなこと書くと
「すぐ否定ばかりするんだから、オヂサンは。もう感性が死んじゃってるんじゃない」
なんて「投げちゃん」に突っ込まれそうだが、ま、あの痛みと不快感を体験したものからすると、事実は小説よりも奇なりというしかない。
それより、もう二度と食せないかもしれない「シビレ」が食べたくなってしまった、この絶食中だというのに😓
「シビレ」っちゅうのは牛の胸腺と膵臓のことで、フランス料理じゃ「リードボー」ていう。
「シビレ」とは言ってないが、劇中でもそんな会話がでてきて、患った部位を食べれば治るという昔の例えどおりになりゃこんなにラクで良いことはないのだが・・・。
お腹の中のジャバ・ザ・ハット↓
「ランゲルハンス島」は無事、だと思う👍
退院はまだ遠い・・・。
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