「ほんと、痩せましたねぇ」
マッサージのあと、「もみもみ先生」からこう言われた。
「松鶴家千とせ」風にいえばこうなるか
♪ ヘヘェ~イ、シャバダバダディ~、イェーイ 俺が昔、おでぶだった頃、小僧は小でぶだった。
かあちゃんはむくんでいて、ともだちは横浜のふとっちょくんだった
イェーイ わっかるかなぁ わかんねぇだろうなぁ イェーイ シャバダバダディ~ ♫
確かに、昨年の6月以前とまるで違っているのは、外見だけではなく、いろいろな数値の上からもあきらかだ。
先日、浅草「まつり湯」にあったタニタの体内脂肪計に200円払って測定したら、BMIが20.5で、肥満度-7.0%と出た。(家にもタニタがあるのに、なんでお金払ってまで測定してしまうんだろう・・・)
つまり「痩せ」というわけだ。
本人はそれほど「痩せ」とは感じていないし、お腹回りはもうちょっと締めたいと思っているぐらいだ。
だが「もみもみ先生」は、プクプクしていた時からオヤジの身体を揉んでほぐしてくれていたから、実感としてそれがわかるのだろう。
ここ数年誰よりも ( かあちゃんよりも ) 、オヤジの身体に触れているのは「もみもみ先生」だ。
悲しいかな、これが反省期の現実である。
ちっとも色っぽくない・・・・・
それにしても、おでぶ歴が長かったから、容易にはその記憶がなくならない。
お風呂で頭を洗うたびに、首の後ろにあった「寺内貫太郎」みたいなだんだんのお肉を懐かしんでしまうし、以前身体のあちこちにあったお肉の記憶をまさぐってしまったりするのだ。
昨年の6月の終わりぐらいから9月にかけて、「スティーブン・キング」の「痩せゆく男」のように、みるみる肋骨が浮き出て頬がこけ、贅肉を失って行き場に困った弛んだ腹の皮が見苦しくなったとき、これじゃいかんと歩いたり走ったりしたおかげで、なんとかマシにはなったが、これがなかなか筋肉には変わってくれない。
おでぶの残滓のように下っ腹にまとわりつき、“ 飯ぃ喰わせろ~ ” と悶えているような気がする。
おでぶの時からだいたい1日2食だったが、最近はその量がものすごく少なくなった。
大盛りの早喰いってやつは、まずできない。
家族で外食した時に、1番最初に自分のメニューが出てきて食べ始めても、かあちゃんや小僧に遅れをとって最後に食べ終わるような塩梅だ。
それがちょっと悔しい。
いったい今、どれだけ食べられるのだろう 危険なことを考えてしまった・・・・・
一度考えると、なかなかその誘惑が消えない。
かあちゃんが天草へ帰っているとき、3度3度きちんと食べないと気が済まない小僧とばあさんのおさんどんに追われ、残り物の後片付けという名目で、冷蔵庫の中のものを必要以上に調理し(この大量調理もおでぶの記憶のなせるわざだ・・・)、もったいないという言い訳とともに平らげてしまった。
結果は惨憺たるものだった。
その翌日、まる1日胃がもたれ、気持ちが悪く、首筋の痛みまで呼び覚まし、何をする気力も湧かなかった。
食べることはできても、あとが最悪・・・・
「もう無謀はするまい」と反省する脳裏で、おでぶの記憶がニヤニヤしているのがわかるのである。
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mogmas
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mogmas
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