イギリスにもスコットランドにも行ったことはない。
だから、彼の地で生を受けた方がひょっこり来られて、まして知らなかったことを話せるというのは、商売冥利に尽きる。
片言の日本語を話せる「ジョニーさん」は、スコットランドの生まれ。
アイラモルトの聖地に酒屋(これは後日スーパーマーケットだとわかる。そしてジョニーの親父のバイロンが、おっそろしくノンベェだということも・・・)を営む実家があるそうな。
いつも通訳をしてくれる“可愛い彼女”(奥様、これでよろしゅうございますね)と一緒に来てくれる。
実は、彼が来店する数年前から、急にまた、モルトウイスキーが飲みたくなった。
何を手に入れるかは考えてあった。
STRATHISLAの12年(ここに写真が入るのだが、林檎クラッシュのさいに消失)
お手頃価格の上に、旨いときている。
でも、ウイスキーを飲むときは、時間の余裕があって、落ち着いてじっくり飲めるシュチエーションが必須だ。
だから実際封を切るまでに、入手してから少々時間がたった。
ようやっと芳醇な時を過ごせる夜が来て、嘗めるようにじんわりとモルトを喉に落としてゆく。
至福の時間・・・・。
翌朝、二日酔いもせずに目覚め爽やか。
そして、その夜、彼が来たのだ。
なんという運命。
バッカスの神の息吹を感じずにはいられない。
ジョニーさん曰く、ウイスキーはただ寝かせて歳を重ねれば旨いというのではなく、それぞれに飲み頃があるという。
彼の好みは12年物だそうな(とはいいつつ、ジョニーはめったに酒を飲まない)。
まったく同感。
最近の焼酎ブームの中で、シェリー樽やスコッチ樽に寝かせた長期熟成酒が静かにブームだけれど、程々にしようよ。
焼酎は焼酎のよさがあるんだから・・・。
それにしても、樽の中で酒たちは何を夢見る?
追伸 「バーバーくん」、ブログの登場はアンタより「ジョニー」の方が先だったね。
なんか、今となっては因縁を感じるなぁ~。
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