前回の日記の続きでございます。
LIXILギャラリーの後は、ギャラリー小柳「束芋 flow-wer arrangement」を観ましたのじゃ。
(写真撮影は許可を得ておりまする)
www.gallerykoyanagi.com/index.html
人体の一部に草花を生けるドローイング《flow-wer》シリーズ8点の展示。
和紙に墨、蜜蝋(クレヨン)、色鉛筆、鉛筆で描かれておりまする。
壁に描かれた《flow-wer arrangement》は、映像が組み合わされておるのじゃ。
花が青く光って青い液体が流れ、最後に真っ赤な血の如き一筋が流れまする。
束芋の独特な世界に引き込まれたのでございます。
会期は3月15日まで。
束芋初の銅版画展「ズンテントンチンシャン」は、会期をまたも勘違いして観逃してしもうた。
来週までかと思いきや、4日で終わっておったとは。無念・・・
余談じゃが、お供のEが束芋の作品を初めて観たのは、確か2008年のシャネル・モバイルアートだったかと。
その時に驚愕してから早10年、月日の経つのは早いものよのぅ。
その後は、ポーラミュージアムアネックス「ポーラ ミュージアム アネックス展2018 前期 -無明と可視-」へ。
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)
毎年、前期後期に分けて開催される展覧会の前期。
「無明と可視」をテーマに、4名の作家の作品が展示されてございます。
作家名50音順で。
★岡田杏里
南米じゃ~!と思うたら、やはりメキシコなどで研修されたのですな。
生命力ありありで楽しゅうござります。
★堀川すなお
マイラーフィルムに色鉛筆のドローイングがたくさん。
1点をアップで撮った写真は手ブレで失敗してしもうた。
★牧田愛
写真作品かと思いきや、油彩でビックリ。
★松橋萌
重なりの遠近感による不思議な世界、好みでございます。
奥に映像も映し出されている、小さな舞台のような作品は、
横から観たらば25枚ほども重ねられておるのじゃ。
これらの作品も重なりが。
会期は3月18日まで。
そして帰ろうとしたその時、貸切状態の静まり返った会場の床から、カーン!という鋭い音が。
何事じゃ?下を見たらば、なんと・・・
わたくしの右耳がーーー!!!(号泣)
一昨年は左耳が取れましたが、やはり両耳にお経を書き忘れられておったのやも。
神宮字光邸に里帰りして、手術してもらわにゃなりませぬ。
入院するまでは、片耳のまま展覧会に行きますぞ。
この日の午前中に行った美術館話は、また後日・・・たぶん・・・